娘と同い年の姪っ子を比べない。でも同じ孫。
パパの実家へ。
私は、優しくて穏やかで、いつもどんな時も受け入れてくれて、暖かく見守ってくれるお義父さんとお義母さんが大好きだ。
だから、パパの実家へ行くのはいつも楽しみ。
パパは男三兄弟の末っ子。私も三兄妹の末っ子だから、ついつい甘えがでてしまう。
毎年のお盆は、長男家、次男家も集まり、楽しい会になるんだけど、コロナで2年近く集まれていない。
次男家には、ぴぃと同い年の姪っ子がいて、ぴぃはいつも会うのを楽しみにしていた。
姪っ子は、割と小さいうちから自立していて、保育園児のころから自分の持ち物を自分で用意して、自分でバックにつめて持ち歩いていた。
手をかけたいお母さんを振り払うように、自分でやる、自分でできるという主張がとても強い子。
小学生になってからも、たくさんのことに興味を持ち、向上心も人一倍あるから、ちゃんと目標をもってこなしているイメージがある。
そんな部分が、ぴぃにも少しでもあればな…とかうらやましく思ったこともあったり。
会えなくなってからも、時々パパの実家を通じて姪っ子の様子を知る。
姪っ子の話を聞くのは好き。最近の成長や活躍を聞くの嫌じゃないし、むしろ興味がある。
不登校になったぴぃとは、まるで真逆の道を辿っているような姪っ子。
同い年だけど、小さい時からぴぃと姪っ子は全然違うタイプだった。
だから、うらやましく思う時はあっても、ぴぃはぴぃだからと、姪っ子と比べることはしてこなかった。
ただ…
今日、お義母さんに姪っ子の最近の写真を見せてもらった時、なんだか胸が締めつけられるような感触があった。
大好きなダンスの発表会で、かっこいいメイクと衣装、楽しそうに踊る姿、笑顔。
たぶん、ぴぃの強迫の話をした直後のタイミングで写真を見せてもらったからか、少し戸惑う自分がいた。
いや、今、私、気丈に見えてるかもしれないけど、まだ心は叫んでます…
そんなすぐ切り替えられてないです…
今のタイミングでは、ぴぃを重ねてしまいます…
という心のざわつきを隠すように、一生懸命声をだして姪っ子の活躍を喜んだ。
「大人っぽくなったでしょ?」と孫の成長を喜ぶお義母さんに、「なんかごめんね」って気持ちにもなった。
私もそんな風に、ぴぃの頑張りや成長を、お義母さんに喜んでほしいな…なんて。
ぴぃはここへきても、YouTubeとゲームの同時進行の態勢は崩さない。
こんなぴぃだけど、毎日不安と闘ってます。
姪っ子とは違うステージで必死に生きてます。
見えてるといいな、なんて思ったりして。