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グダグダのサプライズがもたらしてくれた経験値。
今日、あの色々あったぴぃの誕生日サプライズがいよいよ決行された。
場所は我が家と決まっていたから、私は裏でコソコソ組のBちゃんCちゃんと連絡をとっていた。
あの時、ぴぃを慰めてくれたDちゃんもぴぃと誕生日が近いため、ぴぃとDちゃんの合同サプライズの計画になっていた。
実は、あの時、ぴぃを慰めてくれたDちゃんと、コソコソ組2人はあれ以来険悪になっていたらしい。
ぴぃを泣かせた事を許せなかったDちゃんが、何をコソコソしていたのか、自分には話して欲しいと迫ったそうだ。
サプライズ相手に内容を言えるはずがないコソコソ組はDちゃんにも言えないというしかなかった。
隠し事、内緒話に敏感で、気にするお年頃の女子。
当然、Dちゃんは学校でコソコソ組を避けるようになっていたんだとか。
困ったコソコソ組は、悪いことをしてるわけではない、むしろその逆の気持ちなのに、避けられてしまうもどかしさを、担任を差し置いてスクールカウンセラーの先生にまで相談に行ったらしい。
コソコソ組のCちゃんは隣のクラスだから、結局それぞれの担任の先生にまで話が降りて、それぞれの担任2人と子供3人で話し合う事態にまで及んでしまった。
そこで、隣のクラスのベテラン男性教師が、「正直な事を全てこの場で言え!」とコソコソ組に迫った。
コソコソ組はここでは絶対に言えないけど、先生にだけだったら言うと伝えると、「そんなことするから揉めるんだろ!」と論破される。
結局コソコソ組は、サプライズ相手に、サプライズ計画を伝えるはめに・・・
今日、Dちゃんは全てを知った上で来てくれた。
コソコソ組の段取りの悪いサプライズ準備に、不思議がるぴぃに対して、何も知らないを決め込むだけでなく、自分も主役なのに、ぴぃの気を逸らそうとまでしてくれていた。
結局サプライズパーティーはドタバタと開催され、コソコソ組お手製のケーキをみんなで食べている時に、学校での一悶着を聞いた。
コソコソ組はDちゃんに先にバレてしまっていたことをとても悔やんでいた。
そして、Dちゃんにぴぃが「知ってたのーーー?」と言うと、
「聞いちゃいけない事だったんだなと思ったから忘れようと思っていた。ワクワクはしてたけど。」
と言い、Dちゃんの大人な反応にみんなで感心した。
正直、コソコソ組のサプライズは11歳のクオリティともいうべきが、当日まで計画通りとは言えない、グダグダサプライズだった。
でも、どれもが手作りの、とても心のこもったサプライズだった。
とてもグダグダではだったけど、最後まで2人にバラしたくないという意気込みはすごかった。
今日無事、それがしっかり決行されて私も安心した。
何を隠そうぴぃも、オンラインの中でコソコソする2人に、かなり悶々する日々が続いていたのだ。
でも学校に行けていない分、オンラインででしゃばることができなくて、寂しそうでもあった。
それも一つの経験。これも社会性ともいうべきか、学校で一悶着を聞いたことにも、学びがあったと思う。
みんなが帰った後、「こんなふうに誕生日を祝ってもらったのは初めて。6年生の女子ってこれが普通なの??」と興奮していた。
君は恵まれているし、幸せだと思うよ。それを感じてくれているといいな。
と、心で思う母でした。