勉強を全くしてない娘の5時間耐久学校
今日は引きずってでも起こして欲しいと言われた日。
そして今日も、引きずる必要もなく起きてきたぴぃ。
行きたいんだ。その意思は伝わった。
でも、出る時間が近づいても着替えないし、iPadを話さない。
久々にソワソワした。
行っても行かなくてもいい体制はできているのに、行くのか行かないのかがわからないことでソワソワするのはなんでだろう。
そのソワソワをかき消すように、仕事を開始する。
ちびちびと着替え出すのだが、もうすぐ家を出る時間。
私のソワソワが伝わったのか、ワンコがぴぃが履く予定の靴下を加え、ぴぃの元へ持っていく。
おもちゃと勘違いして、投げて欲しそうにしている。
ぴぃ「ワンコがなかなか履かないから持ってきてくれた。」
と笑いながら言って靴下を履く。
なかなか着替えない自分をわかっているようだ。
とりあえず時計もチラチラと見ているようだ。
そして、予定より5分遅れてぴぃは「行く!」と言った。
ぴぃ「ママ、今日はお迎え来てくれる?」
私「行こうか?」
ぴぃ「来てほしい。あと、今日は朝も一緒に行ってほしい。」
私「よし、行こうか。」
今日はそんな気分なんだな。ま、行きたくても、そんな日はある。
学校までの道のり、ランドセルが重くて肩が痛いと辛そうにしているぴぃ。
そういや、五月雨登校が続くと、体の不調を訴えてくる傾向があったな。
気持ちは行こうとしてる、でも、足が痛いんだ、お腹が痛いんだと。
私はそんな時、「もう帰る?」「休んでいいよ」「無理しないで」と伝えてきたけど、今日はぴぃがどうしたいかを待ってみた。
校門を通る寸前まで来てぴぃは言った。
「今日、本当は学校へ行きたいわけじゃなかったんだ。」
でも、ぴぃはそう言ったまま学校へ行った。
今週は短縮日課とはいえ、5時間目までびっちりとある。
はたして、そんな長い時間、学校にいれるだろうか?
それにしても、13時半までぴぃがいないということが久しぶりすぎて現実味がない。
そのうち、仕事をしながらぴぃの気配を探っている自分に気づいてハッとする。
そうだ、いないんだ。学校へ行ったんだな。
予定通りお迎えに行くと、なんともいえないやり切った感じのぴぃ。
1時間目の国語は、前回からの続きだった。
前回をわからないけど、なんとなく食らいついてみたくて、急いで教科書を読み込んだから、みんなの言っていることは伝わった。
2時間目の音楽は急遽テストだった。
休み時間にみんなが教科書で予習してたから、なんとなく自分もここだけは完璧に覚えようと思ったところだけ覚えて挑んだ。なんとか空欄はうめた。
3時間目は身体測定。
問題なく過ごせたが、身長体重は教えてもらえなかったから分からない。
4、5時間目は社会。
何を話をしてるかさっぱり分からなすぎて、ボーーっとして過ごした。
時々落書きしたり、頭を伏せて眠ってみたり、やることなくてただ耐えた2時間だった。
・・・でも、今日行けたことで、分散登校の時に会えなかったお友達と会えたから、楽しかったわ〜。
と、ぴぃはハツラツとした表情で話してくれた。
それを聴きながら、なんだか笑けてきた。
そして、やっぱり思った。改めて、この子はすごいなと。
うまく言えないんだけど、すごいなの一言に尽きる。
そして、今週はもう、行かないだろうなと思ったら、ホッとして、ドッと疲れた。