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不安な夜とそれを超えた朝、同じ言葉でも伝わり方が違う。

昨夜は不安に襲われ、またしても寝付けなかったぴぃ。

ぴぃ「学校行きたくない、でも行かなきゃ・・・」

私「そっかそっかぁ・・・」(←うぅぅ、なんか言いたい、励ましたい・・・)

ぴぃ「こわいこわいこわい、考えるとこわい。どうしようどうしよう。」

私「行けると思った時行こう!」(←言ってしまった・・・。)

ぴぃ「ママはいつも行こうと思ったら行ける!とか、行けると思った時に考えよう!って言うけど、そんなふうに思ったことなんてないから!!」

私「そっか・・・そうなんだね。こわいよね、不安だよね。」

ほら、不安が強い時ほど、何も言うなってわかってたくせに・・・。

結局、アロマミストを部屋にふりかけ、ヘッドマッサージでなんとか寝かしつけた。


今朝、ぴぃは起きてくるなり、

ぴぃ「あーどうしよう、学校行きたくない、行きたくない、でも行かなきゃいけないってのはわかってる。でも行きたくないが本音なの!」

私「行きたくないが本音なんだね。」(←よし聴こう、受け止めよう。)

ぴぃ「う〜ん、なんていうか〜、聞いてママ!ぴぃ、中学校からだったらみんなと一緒にスタートできそうな気がしてるの。小学校に行きたくないのはね、みんなに追いつけないってわかってるからさ〜。」

昨夜の不安に押しつぶされそうなぴぃに比べたら、やけにハキハキと元気に訴えてきた。

ぴぃ「夜はやっぱ不安が強いんだよね。夜はダメ。今は全力で行きたくないって思えてるのに。行かなきゃいけないっていうのは分かってるんだけどね・・・」

何でだろうね?と笑っているぴぃ。

私「うん・・・そうか。その・・・行かなきゃいけないって言ってるのは誰?」(←調子が良さそうだから、恐る恐る聞いてみる。)

ぴぃ「え?誰とかじゃないけど、ママが行こうと思った時に行けばいいって・・・」

そうか、その言葉はそう変換されてしまうんだな・・・

私「ママは学校に行かなきゃ行けないなんて一度も言ってないよ。
行こうと思った時っていうのは、ぴぃがお友達とおしゃべりしたいとか、運動会に出たいとか、学校に行く目的がある時は行けるってことを言ってたの。
その、行こうと思った時に、みんなに追いつかないとか考えてるの?」

ぴぃ「あんまり考えてないかも。」

私「朝から行かなきゃ、毎日行かなきゃと思うのはとても怖いと思う。
行こうと思う理由や目的があったら行く。まずはそこからでいいんじゃない?病院の先生もスモールステップって言ってたよ。」

ぴぃ「うん・・・。じゃぁ今日は行きたくない!!」

私「OK、わかった。」


ぴぃとの会話。いつも恐る恐るしてる自分がいる。

これは言ってもいいかな?これは言っちゃダメかな?

これだけは言いたいな。これを言うのは今じゃないかもな。

言うにしても、まずは傾聴は心がける。ちゃんと聴こう。

同じことを言っていても、ぴぃの心の状態次第で、伝わり方が違う感触も覚えてきた。

ぴぃが不安な時は、何を言っても不安の要素になってしまう。

これだけは、しっかり心に留めておかないと、不安を重ねるだけ。

何度も何度も自分に言い聞かせてきたのに。反省、そしてどんまい自分。

ぴぃの心が安定している時は、いつもできない会話ができたりする。

そして、伝わり方も全然違う。

そこはしっかり噛みしめよう。ナイスファイト、自分。

そういや、勢いで買ったアンミカの日めくりカレンダーに書いてあったな、

『夜はあかん、朝考えよう』

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