Crypt of the NecrodancerスキンMODメイキング
はじめに
先日Crypt of the Necrodancerの自作スキンMODを作りました。
動いている様子はこちら↓
ネクロダンサーはかねてより様々なMODが作られており、
スキン制作について書かれたブログも検索すれば何点かヒットします。
ですが、二度にわたるDLC(Amplified、Symphony)を経てMOD周りに
変更点があり、そのDLC後のMODの入れ方についての記事が見つからなかったため自分でそれを書こうと思いこの記事を書きました。
メイキング手順
必要なもの
●ドット制作ツール
※私はEDGEを使用しています。下記に私が作ったEDGEテンプレートを用意したのでEDGE推奨です。
https://takabosoft.com/edge
(URL先はEDGEの配布サイトです。)
●頭素材画像
名前:player1_heads.png
大きさ:384x24ピクセル
●体(とアーマー)素材画像
名前:player1_armor_body.png
大きさ:384×336ピクセル
※背景の透過が必要であるため、画像の拡張子はpngでないとダメです。
※二体目以上実装する場合はplayer2以下略にすればいけるはず。
※個人的にエラーの原因突き止めに時間かかった操作に★をつけてきます。
躓きやすい箇所かもしれないです。
画像を作る
頭と胴体の画像テンプレートをEDGE形式で作ったので、これに従って解説します。
テンプレートはこちら
頭のテンプレートを開くと、数字が入ったレイヤーがあります。
青とピンクで塗り分けられているところまでがゲームに映ります。
縦が24ピクセル、横24ピクセルです。
そして、アニメーションは画像の番号通りに動いています。
頭の画像を作る。
頭のテンプレートを開くと、キャラの顔が合計4×4=16個並んでいます。
同じような顔の並びですが、一つ一つ意味がありますので解説します。
●左から4つまで→通常の頭
→デフォルトの状態です。DLC無の方はこれだけ作ればOKです。
●左から5つ目以降→白・黄色・黄土色の頭
→★ゾーン5(DLC:Amplified)の帯電状態になった時にピカピカ光らせるために追加された画像です。
(これのせいで絵の縁と目の色変えるだけとはいえ作る画像が増えたのでややこしくなってしまいました。ゲーム上では楽しい良いギミックなんだけどね。)
因みにぴかぴか光るのは下記の動画のこれのことです。
頭のドットを打つ。
人型の絵であれば、まずは無から描き始めずにテンプレートの絵をなぞって描くことをお薦めします。
ゲーム中ではキャラクターがリズムに合わせて上下に動いています。
これを表現するために、絵を上下に少しずつずらして描く必要があります。
テンプレートでは頭のてっぺんと顎の位置ラインのガイドを作ってあります。
1では一番下の赤いラインより下、2では赤いラインぴったり、
3では緑のライン、4で一番上の赤いラインに高さが合うようにドットを打ちましょう。
顎のラインより下に描画すると後の体とアーマーの画像が隠れるようになります。
また、テンプレートには目の位置も赤で作ってあります。
(ぱっと見た感じ怖くてすみません。)
目の位置もアニメーションの進行に沿って動くので、この赤い位置に合わせて打ちましょう。
体とアーマー画像を作る。
体及びアーマーも
縦:24ピクセル 横:24ピクセル までゲームに映ります。
テンプレートの赤いラインより上に頭の画像が上のレイヤーとして映るため、赤いラインより上は頭と被らないように描くか、または何も描画しないとよいでしょう。
何も装備していない状態(デフォルト)と13種類のアーマーの絵柄が必要になります。
(オブシダンとヘビーガラスアーマーが3段階あるにしても、こんなに種類あったんだと自分は驚きました……。)
全部ちゃんと描画するのはなかなかに骨が折れます……。
頭と同じく4枚の絵が12341……と上下に動き、白・黄色・黄土色枠パターンも必要です。
ゲームに画像データを入れる。
ゲームファイルの場所を探す。
ゲームを起動し、スキンを適用する。
※「player1_heads.png」さえあれば表示されます。
逆に「player1_heads.png」が何らかの理由で読み込めないとスキンが表示されないため、選択することができません。
「player1_heads.png」のみの場合は体はデフォルトのケイデンスと同じ体になります。(このため、体の画像を作らずともスキンを動かすことができます。)
★スキンを修正した場合は、再度スキン選択を行うと修正後のものが反映されます。
なるべくこの記事を読んだだけでMODスキンをすぐ実装できるように書いたつもりですが、不明な点があればコメントいただければ追記します。
EGDEの使い方についても答えられる範囲でお答えします。
それでは、よいネクロダンサーライフを。