天を見る山、地を這う山が隣り合わせ。笠山と堂平山をハイキング(2023.4.9)
天気が良い日曜日、いつもの買い物コースに出かけるつもりでいましたが、山桜でも眺めながら堂平天文台に行きたいと思いたちました。少しだけハイキングもしてすみれでも見たいなと思っていたら、隣の山でイワウチワが咲くらしい、というので、そちらもついでに行ってみました。
家族でハイキングなので、なるべく簡単にということで、笠山峠まで細い林道を上がって、そこから山頂まで40分の登りです。
イワウチワはしっかりと看板もあってわかりやすいですが、非常に狭い急斜面にあるので、なかなかゆっくりはできません。岩肌を這うようにして撮影するしかありません。今年はもう少しは早いほうがよかったようですが、まずまず見ごろといってよい感じでした。少しずつ知られているようで、ちらほらと見に来ている人がいました。
尾根筋にはかなりお久しぶりのフモトスミレ。そして林道わきにはアケボノスミレ。すみれとの出会いもうれしいです。
往復でゆっくり2時間ほどかけてさて堂平山へ、と思ったら、林道が通行止め。結局歩けば30分のところ、くるまでぐるっと30分かけて堂平天文台へ向かうことに。
堂平山の天文台は、かつての東京天文台(国立天文台)の施設だったもので、都心が明るくなり2000年に閉鎖され、今はときがわ町で管理しているようでした。なんとかつて職員が詰めた部屋に泊まることができ、望遠鏡を独り占めとはいかないものの、夜間の観望会などにも参加できるそう。ぜひ一度来てみたいものです。
いつもの買い物ついでに堂平山とその周辺で、すみれやイワウチワ、そして日本の天文学の歴史に触れることができました。まだまだ近場にも見どころが残っていることを痛感しました。
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