武蔵野の古刹平林寺初訪問、静かな雑木林と歴史をウォーキング(2023.1.22)
家族で少し運動不足だなということになり、冬の寒い時期でも楽しく歩けるところを探したところ、そういえばさほど遠くないのに行ったことないなと平林寺を思い出しました。
平林寺は埼玉県新座市にある古刹で、その境内林が天然記念物に指定されています。川越藩と関係が深いところだそうです。
紅葉の時期のには非常ににぎわうそうですが、ほとんど人に会うことなく、静かな禅寺の雰囲気を味わうことができました。
本堂の奥は広大な境内林となっていて、そこに川越藩主松平信綱夫妻のほか、大河内松平家の人たちの墓所がありました。
松平信綱という人を私は知らなかったのですが、川越藩主で、島原の乱の際に幕府軍の総大将をしていたとの解説を見て、ああ、なるほど、と思いました。昨年末に原城跡を訪ねた際によく出ていた名前です。
島原では一揆側の目線で見ていましたが、その敵方の大将のお墓に詣でることになろうとは、驚きです。
雑木林を進むと、2つのつかがありました。野火止塚と業平塚です。どちらもかつて野火を監視するために築いたものであると伝わっているそうですが、雑木林の中からは見通すことができないので、??という感じではあります。当然野火止の地名もここからきているようです。
ぐるっと散策し、そのまま車道を越えた向かいにある睡足軒の森へも立ち寄りました。こちらもかつては寺の境内でしたが、今は新座市に貸し出されており、庭園と古い建物でお茶会などが実施されているそうです。
冬の平林寺は人もおらず散策には絶好でした。今度はもう少し暖かい時期にも再訪してみたいところです。
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