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人狼系ゲームと言語化

人狼系ゲーム

 現在「Among Us」と言う、人狼系ゲームが流行っていますね。楽しそうだな、とは思うものの「面白そう」とはならないじぶん。ただの流行り物が嫌いな斜に構えためんどくさい奴と、言えばそれまでなのかも知れませんが、どうしてじぶんはこう言った「人狼系ゲーム」に対して強烈に忌避感を抱くのか、興味があったので、言語化したいなと思い、フワッと文字にして記事になったら良いなと書き始めています。

そもそも何をするゲームなのか

 これがよくわからないんですよね。いや、ルールは明確なんですよ。狩る側は狩りきったら勝ち。狩られる側は狩られる前に吊し上げれば勝ちって。これがよく分からないんですよね。
「狩る側はなんで狩るの?
 狩られる側はなんで黙って狩られないといけないの?」
って。いや、ゲームじゃんwwwwって言われたらそれまでなんですが、そこがしっくりこないから、村人をまっとうする目的がないし、人狼側になるモチベーションも湧いてこない。リアルに人狼のいる村の住人だったら、そんな村捨てて出ていくと思うんですよね。人狼だったら、村人なんて装わず夜のうちにサッと狩ってサッと人目のつかないところに隠れ住めばいいよねって思うんですよ。
 いや、だから、ゲームじゃんwwwって言われればそうなんですが、ロールプレイがメインのゲームでそこが甘いって致命的だと思うんですよね。なんで、村人は結束して人狼を迎え撃ってはいけないのか。人狼はなぜ一晩に一人しか襲えないのか。そう言うところをちゃんと決めて遊ぶ人狼系ゲームもあるんでしょうけど、じぶんはそういったことが気になって仕方がない。なんで?って思ってしまうとゲームにのめり込めない。
 そりゃ、普通のゲームだってそう言うことのオンパレードっちゃあオンパレードですけども。なんでデカイ亀が人間の姫様さらって、髭のおっさん操作して助けに行かにゃならんのよ。しかも最初の敵が歩くキノコみたいな奴だし、ブロックからキノコ出てくるし、それ取ったらおっさん大きくなるし、なんだこれ。

と、国民的ゲームですらツッコミどころ満載ですよ。跳躍力凄すぎんだろとか、横から当たったらヤられるのに踏んづけたら大丈夫なのかよとか。でも、そうやってツッコミ入れて、大笑いしながらでも「スーパーマリオブラザーズ」と言う「ゲーム」は「ゲーム」として成立して遊べるんですよね。「そう言う世界」だから。なぜかは分からないけれど「マリオ」と言う人物は、「クッパ」に攫われた「ピーチ姫」を「救う」と言う「目的」を全うしようとしているから。そして、プレイヤーはその「マリオ」を操作することができる。ここで「マリオの目的に共感できないからクソゲー」って言い出すこともできます。でも、それでも「スーパーマリオブラザーズ」は遊べてしまう。クリボーを踏んづけるのは可哀想と思えば、避けて進むこともできる。キノコをとって大きくなるのが気に食わなければ、取らずに進むこともできる。助けに行きたくないならタイムアップまで動かなければいい。極論、なんでもできるんですよね。それでも「スーパーマリオブラザーズ」と言うゲームは「成立」している。
 でも、人狼系ゲームはこんな難癖レベルのことを言い出したら成立しない。その危うさをじぶんが「楽しそうだけど、楽しめなさそう」と感じて、避けているのかも知れない。そこに居るプレイヤーに「ゲームの面白さ」を構成する「責任」がある「ゲーム」。そこに恐怖を感じているのだと思う。じぶんと人狼系ゲームをすると面白くないと言われる恐怖。楽しくないと言われる恐怖。
 何故かは分からないけれど「村人」として、人狼と疑われないように振る舞い、そして人狼を探し当て、投票しないといけない。何故かは分からないけれど「人狼」として、昼間は疑われないように村人に扮し、夜中は一人ずつ狩らなければならない。そんなモチベーションのじぶんが参加した「人狼系ゲーム」が面白いものになるわけが無い。そう確信しているから、遊びたくないんだろうな。じぶんがいることで「他の人のゲーミング」に迷惑をかける。これが嫌なんだな。しかも、じぶんは「悪意」が有って「ゲームを妨害」しているのではなく「純粋な疑問」が喉につっかかってゲームを楽しめないから、どうしようもない。じゃんけんで言えば「なんでグーはチョキに勝つの?」ってところに疑問を持つようなものなんだけど、そこに引っかかる人とはだれも「じゃんけんしたい」って思わないじゃないですか。それがじぶん。そこにひっかかるから「人狼系ゲーム」をしない方がいいタイプの人間。それがじぶん。

 うん。これだ。じぶんは「人狼系ゲーム」ができない人間なんだな。「人狼系ゲーム」と言う、「場」を持続させるモチベーションもなければ、「ルール」を楽しむ度量もない。圧倒的な人狼系ゲーム適正の低さ。ちょっと言語化できたかな。

あ、

決して人狼系ゲームを否定しているわけではありません。じぶんが「人狼系ゲーム適性が低すぎる」って話しなので。「人狼系ゲーム」は楽しそうだなとは思いますし、面白そうだなとは感じるんです。でも、いざ、じぶんが、その場に立って、遊ぶところを想像すると、怖いんです。「ゲーム」が成立する保証がないから。ただただ、面白くも、楽しくもない時間を過ごしてしまうんじゃないかって。しかも、そこに他人が存在することが怖い。なので、この「人狼系ゲーム恐怖症」がなくなるまでは、参加しないようにしたいと思います。

それでは、本日はこの辺りで。

失礼します。

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