ヤマハからデジタルサックス(YDS-150)が発売されますよ!

昨日ふとニュースで流れてきて発見しました。
いつの間にかヤマハからこんな製品が出ようとしていたんですね。

発売は11月20日、値段は¥87,000(税抜き)だそうです。

見た目はだいぶサックスっぽくなりましたね。
ヤマハのウインドシンセであるWX5を使用していた時期がありましたが、WX5はキーもついててサックスっぽいけどいかにもデジタル楽器。
一方今回のYDS-150は一瞬ブラックメッキのソプラノかな?と思うほどサックスっぽいです。

サイズ的にはソプラノと同じか、少し大きめなのかな?
写真だけ見ると小さそうに見えますが、公開されている動画をみると意外と大きい印象を受けます。

個人的に気になるポイントを書いていってみます。

ベル一体型アコースティック音響システム

これは"楽器だ!"というこだわりが感じられる部分ですね。
このベルは見た目の楽器っぽさを表現しているだけではなく、吹いた時にベル内のスピーカーからの振動をベルが拾い、それにより管全体が振動するような構成になっているようです。

ウインドシンセって、特にスピーカーが内蔵されていないものだとアンプに接続して音を出します。なので楽器本体からは音は出ません。
生楽器であれば管体が振動することで吹奏感を感じるわけですが、従来のウインドシンセではその点が一切ありませんでした。

ウインドシンセを吹いている時のこの吹奏感に対する違和感って、結構大きいんですよね。
ライブなどだと自分の音が聞こえにくいこともありますし、ホントに音でてるのかな?なんて思うこともあります。

その点、今回のYDS-150の場合は多少なりとも生楽器に近い吹奏感がありそうなので、この点は個人的にはとても大きいです。

ただ残念ながら説明書によると、外部出力中はスピーカーから音出ないみたいですね。。。
そうするとライブの時は"本体スピーカーから音出してマイクで拾う"といった生楽器スタイルで使用することになるのかも?

ブレスセンサー、アナログセンサー

一般的なウインドシンセ(EWIとか)の場合、口でのコントロール(ブレスセンサー、バイトセンサー)と指でのコントロール(ベンド、グライド)によって表現をつけられます。

YDS-150の場合、少なくともブレスセンサーとアナログセンサーが搭載されています。

ブレスセンサーについては"息"を"音"に変えるセンサーです。吹き込んだ息の量に応じてスピーカーからの出力音量をコントロールします。

従来のWX5とかだとバイトセンサーが付いていて口でベンドをかけれたんですが、YDS-150はバイトセンサー非搭載。。。?
説明書にもブレスについては記述がありますが、バイトセンサーの記述はないようですね。
EWIやWXを使用していた人からすると、ちょっと気になる仕様かもしれません。

コントローラとしては"アナログセンサー"を搭載しています。
右手のサムフックの左側に付いているようです。

このアナログセンサーによって
- ピッチベンド
- モジュレーション
- ポルタメント
が可能と書かれています。

写真や図だとイマイチどんな操作性なのかわからないのですが、ジョイスティック的な使い方?この辺は動画などみて確認してみようと思います。

外部出力(USBでのMIDI出力)

USB to HOSTの端子が一つ付いているみたいです。
内蔵音源で足りない場合、USB経由でMIDI出力して外部音源を鳴らす、という使い方もできるようですね。

詳細なMIDI出力仕様はまだ載っていなかったのですが、そのうち公開されるのかな?

終わりに

あとで追記するかもしれないですが、"本気のデジタルサックス"という感じがすごく伝わってくる製品ですね。
ウインドシンセ的なコントローラとして使用するというよりも、本当に"サックスの代わり"として使用する位置付けのようです。

普段なかなか練習ができないという人が練習用に選ぶ場合、最有力の製品となりそうです。

これからもっと情報も出てくると思いますので、こまめにチェックしたいと思います。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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