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【音の役割と人生と】 個人投資家のFIREへの旅路 第175夜

エヴァゲリオンのオーケストラの動画を観ていました。

オーケストラについて詳しくはないですが、音楽制作をしていたので、音を聞き分けたり、音楽の全体像を聞くみたいな耳は持っています。

そうすると、聞こえてくるのが、

主旋律を奏でる楽器の中高域音

その後ろで幾重にも重なる中低域の音

そのまた後ろで広がる低域の音

これらの音と別の地点で広がる高域の音

声という人間の楽器の音

ポイントで入るシンバルの音


【音の役割】

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オーケストラのステージを見てわかるように、あれだけの人数が1曲を創り上げています。

人間の生き方を見ているように思います。


<中高音域>

もしかしたら、あなたは、主旋律を奏でる、とても目立つ存在かもしれませんね。

主旋律の後ろでは、幾重もの中低域、低域の音、リズムを刻む高域の音が鳴っていることを忘れがちです。全ての音が聴こえているのに、耳に一番聴こえてくるのは、主旋律となる中高域の音です。

意識すればするほど、さまざまな音域の音が聞こえます。

あなたの活躍は、これらに支えられていることに耳を傾けましょう!これらの音は、無くなった時に、物凄い音の"薄さ”を生み出します。無くなった時に気付くのは遅いです。


<中底音域>

主旋律を一番そばで支える音です。奏でる旋律は、主旋律と同じことが多いが、その立ち位置はあくまで一歩引いた位置で、中高域の音を際立たせます。

こんなあなたは、きっと一歩引いて相手を優先していますね。相手に気付かれなくてもいい。誰かの役に立てている実感が得られることが大切なのかもしれません。


<底音域>

音楽の一番底を支える役割を持つの、低音域は、決して目立ちません。鳴ったいることに気付かない人も多い音域です。

しかし、この音域がない音楽は、非常に空虚で、奥行きのない音楽となります。

この音色ひとつで音楽の印象は一変する。それだけ重要であるにも関わらず目立たないのです。

こんな風に生きている方もいます。華やかでないかもしれませんが、あなたが奏でる音は、確実のその世界を彩っています。あなたの役割は、社会のベースを作っています。聴こえる人にははっきりと聴こえています。


<高音域>

中高音域に主旋律を任せて、さらに高い音域で、空気感を表現するような音。あるときは、主となり、あるときは、フォローへ回る音域。

自らが主となるポイントと、誰かを支えるポイントを見極めて振る舞うことができるあなたのような音です。



【シンバルの役割】

さまざまな音が重なる中で、要所で突発的に鳴るシンバルの音。

そのインパクトは絶大ですが、一瞬にして他の音に飲み込まれて消えてきます。

決して、単体では、音楽となり得ない音です。

しかしながら、一つの音楽を奏でるにあたり、絶対に必要な音です。

そんなあなたは、チームとって不可欠な存在です。もしかしたら個人での結果が出なくて苦しんでいるかもしれません。しかし、フィールドを変えれば、あなたのほど重要な役割を持つ人はいない。

もしかした、退屈だと、その役割を担いたくない人すらいるかもしれません。しかし、あなたは、その役割をしっかりと担い、チームに一つの音楽を奏でることを達成させる力があります。


【パッヘルベルのカノン】

この曲を聴くと、音の重なりと、それぞれの音が、メインとなり、バックとなりを繰り返しながら、徐々に曲が膨らんでいくのを感じられます!

こんな感じで、どんな音にも、意味があって、聴こうとしないと聴こえない音があるということです。

一つの旋律に耳を取られる、その一本の音の流れしか聴こえなくなります。少し意識を変えてみてください。違う流れで、幾重にも音がなっています。

これの意識を、僕たちは、日常の生活で、人間に対して持っておくべきだと思います。

きっと、あの人の後ろには、たくさんの聴こえない音があります。そして、自分自分の後ろでもきっと、支えてくている音があります。

傲慢になれば、この音を聴き逃すでしょう。そして、無くなった時に空虚感に気付かされるでしょう。


【奏でる音は自由】

あなたが、どんな境遇にあっても、それは必要な音です。人間社会で奏でる音楽の一音です。

そして、奏でる音は自由です。

その音が不協和音となるのか、それは、その周りの音によって変わります。

または、無音も音のひとつです。


奏でたい音を見つけて鳴らしたければ、鳴らしましょう!


それが、主旋律でなくてもいいんです。

誰かとともに、一曲を奏でるには、同じ音でないほうがより、深みが増します。

そして、その鳴らし方も自由です。

シンバルのような役割であれば、平時は無音という音を出し、ここぞで爆発的な音を出す。

ピアノような役割であれば、自ら単体でも、一つの音楽を作ることができます。


こんなにも自由なのに、なぜか、同じ音を出そうと努力していませんか?

あの人のような音を出したい!と、思い。出せなければ、落ち込み、やがて音を出すことをやめてしまう。

こんな勿体無いことはないです。


【幸せのレール】

日本の教育は、平等の名の下に並列化を重視しています。同じ音を出せることを評価し、違う音は否定します。

少しづつ変わってきましたが、まだ根強いですね。

社会人になれば、就職→結婚・子育て→マイホーム・マイカー→年金生活という幸せの定義を押し付けられます。

これに則して生きている人を幸せと評価してしまいます。

やがて、見栄が生まれ、時間を消費してローンに縛られ、老いるまで働きます。

これが、幸せという曲でした。

このための音を鳴らしていました。

もう、この一つの選択肢にから外れようと思います!!

皆さんも、自分の好きな音を奏でましょう!!


最後にエヴァの中でも最も好きな曲を置いておきます!

エヴァを見た人なら、心がなんだか変になる曲です。

この感覚はこの曲を聴いた時以外にない。







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