而今（じこん）と未来思考のバランス

先日、禅の考え方に関するセミナーを受講しました。

禅の中で印象的だったのが、以下の二つの概念です：

■而今（じこん）：
過去や未来にとらわれず、今をただ精一杯生きる
【今・ここ】 ➤ 今をただ精一杯生きる

■随所作主（ずいしょさしゅ）：
どんな状況でも自分の心を主人公とし、自分に正直である

セミナーでの「而今」の考え方が、まさに「今を生きること」に重点を置いている一方で、私自身の価値観は「未来のために今を頑張る」や「ゴールからの逆算思考」という、しっかりとした目標に向かって積み上げていくプロセスが大切だというものです。

「今をただ精一杯生きる」ことと「未来のための今を生きる」こと、これらは必ずしも矛盾しません。たとえば「未来のために今を頑張る」場合でも、今ここに集中して目標に向かうことで、結果的により大きな充実感や成果につながることがあります。また、ふと「今、この瞬間を感じてみる」ことで、新たなアイデアや意欲がわくかもしれません。

未来に向かう道のりを意識しつつ、今この瞬間の取り組みや気づきも楽しむことで、両方の価値観をうまく取り入れることができると感じています。そうすることで、目標に向かうプロセスそのものも充実し、行動に意味や満足感を感じられるのではないでしょうか。

未来に向かって歩む中での「今」が積み重なっていくことで、気づいた時には大きな成果にたどり着いているかもしれません。

お金の使い方も同じで、将来への投資をしながら、今の“浪費”も楽しむことでさらに充実した生活になる気がします。これからは「使う力」も磨いていくフェーズに入っているのかもしれません！