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読書はコネクティングドットの宝庫だった ~過去の経験と本が繋がる瞬間~

若い頃、正直に言うと、読書に対してあまり興味がありませんでした。本を読むことは勉強や義務感からで、楽しむという感覚とは無縁だったように思います。しかし、今では読書が大好きになり、毎月何冊か本を手に取るようになりました。その理由は、過去の自分の経験と、そこで得た感情や思考が本の中にキレイに言語化されている瞬間に出会えるからです。それこそが、私が読書を楽しむ最大の理由であり、「コネクティングドット」を感じる瞬間です。


■経験が言葉に変わる瞬間

昔、私が経験した出来事や感情が、今読んでいる本の中で鮮やかに表現されているとき、まさに「ああ、これだ!」と感じます。たとえば、仕事での挫折や悩みを抱えていたときに読んだ自己啓発書の一節。その言葉がまるで自分の気持ちを代弁してくれるかのように響く瞬間は、何とも言えない感動を覚えます。過去に感じたモヤモヤが言葉に形を与えられ、そしてその言葉が自分の中で整理され、理解が深まる瞬間はまさに「コネクティングドット」です。

■未来へのヒントを見つけた瞬間

また、過去の経験だけでなく、今の自分が抱えている問題や悩みについても、読書を通して新しいヒントを得られることが多いです。例えば、人間関係に関する本や哲学書を読むと、これまで意識していなかった視点が見えてきたり、実生活に応用できる考え方が浮かんできたりします。そういった瞬間に、今抱えている「点」と本の中の「点」が繋がって、新しい発見に繋がるのです。

■視点が広がることが楽しい

読書の楽しさは、単に過去の経験が言語化されるだけではありません。それに加えて、異なる視点や価値観が自分の中に取り込まれることで、世界の見方が広がることがとても楽しいのです。若い頃は見えなかった視点が、今では本を通して見えてくる。それこそが、成長を感じる瞬間であり、「コネクティングドット」のもうひとつの形だと思っています。

■読書を通じて自分が進化する

読書をしていると、時には自分の考え方や行動が少しずつ変わっていくのを感じます。過去の経験を新たな言葉で捉え直し、考え方が整理されていく過程は、まさに自分自身が進化している証拠です。私は、本を読んでいるとき、まるで自分の過去と現在が一本の線で繋がっていくような感覚を持ちます。それが、読書が楽しい理由であり、自己成長の一環だと感じています。

■まとめ

本を読むことは、ただの知識や情報を得る手段ではありません。それは、過去の経験と未来の可能性を繋げ、自己を深めていく「コネクティングドット」のプロセスだと思います。今だからこそ感じることのできるこの楽しさは、読書を続けるモチベーションでもあり、日々の生活に新たな色を加えてくれるものです。過去の経験と出会った本が繋がる瞬間、私は毎回新しい自分に出会える気がしています。

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