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信頼貯金を築く王道—結局は日々の積み重ね

こんにちは!今日は「信用と信頼」について考えてみたいと思います。信用と信頼は、人間関係を築く上でとても大切な言葉ですが、その意味は微妙に異なります。

信用は、過去の実績や結果、記録に基づいて相手を信じること。一方で、信頼は、十分に信用を得た上で、主観的な期待や感情、未来の行動を信じることです。

会社員として働く場合、まずは日々の仕事への姿勢や実績で「信用」を積み重ねていくことが大切です。そして、信用を積み重ねた先に、次のステップとして「信頼」を築くことになります。

転職してきたばかりの人は、まだ信用が積まれていない状態です。まずはできることから結果を出し、成果を積み重ねていく必要があります。そして、相手(会社)がその成果を認め、信用から信頼に変わるとき、信頼貯金が増えていきます。

信頼貯金が増えていくと、同じ言動をした場合でも評価が異なることがあります。なぜなら、人は機械ではないため、どうしても評価には主観が入り、日頃の積み重ね(マインド面も含む)が反映されるからです。

少し前に会社で起こった出来事で、この信頼貯金を実感したことがありました。ある社員がプライベートで不幸な出来事に遭遇しました。その社員は普段の仕事ぶりが低調で、最低限の仕事しかしていないという姿勢でした。そのため、たびたび代表から指導を受けていた状態でした。

それとは関係なく、代表はその社員に最大限の配慮をしました。しかし、数か月後、業務に関わることで少し厳しい対応を取らざるを得なくなりました。正直、私自身もその対応に対して少し驚きました。しかし、このとき私は気づいたのです。この社員には「信頼貯金」が無いのだと。

もし、その社員が普段から積極的に仕事に取り組み、前向きな行動をしていたなら、今回のような厳しい対応は無かったでしょう。また、その社員に対しても、もっと温かい配慮があったはずです。

信頼貯金は一朝一夕に築けるものではありませんが、日々自分のため、会社のためにできることを積み重ねていくことが大切です。これはとても地味な努力かもしれませんが、この王道の積み重ねこそ、何よりも強力で大切なものだと、改めて感じました。

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