幸福感を感じる3つの要素
精神科医のkagshun先生がVoicyで話していた内容が、自分自身に響いたので共有します。
自己決定理論によれば、幸福感を感じるためには以下の三つの要素が重要となるようです。
自律性:自分の意思で自分の価値観に基づいて決定すること。
有能感:自分の能力を活かせる環境に身を置くこと。
関係性:他者との良好な関係が幸福感を高める。
これらの要素がうまく満たされていると、より幸せを感じやすくなります。
私は大人の学びに出会ってから、メンタルを鍛えたり、捉え方を変えたりすることで、幸福感を感じることが多くなりました。上も下も見ません。今の自分を見ることが本当に大事だと実感しています。自己受容―自分を満たしてあげることが全ての土台だと心から思えるようになったのです。自分が満たされているからこそ、他者のために行動したくなるのです。私が尊敬している、一般的に“成功者”と呼ばれる方々は、皆、利他の精神で活動されています。これは、自分が満たされると人は次のステージに行きたくなるという、マズローの欲求5段階説に通じます。
1. 自律性
働き方も住む場所も、自分で決めて生きることができているという実感があります。昔は、なんとなく定年まで仕事を続けるという考えでしたが、もし今の職場を退職することがあるとしたら、もう一度別の企業に“雇用”される働き方は選ばないことを決めています。好きなときに、好きな場所で、好きな仕事をする人生を手に入れたい。
2. 有能感
今の職場では、求められることと自分がやりたいことが大きく重なっています。自分が学び、貢献したことが会社の成長に繋がっていると実感できることで、ウェルビーイングも高まります。例えば、最新のHRトレンドを学んで、自社の制度として形にしたとき、そしてそれによって社員の行動変容が起こったとき、自分の成長実感と充実感をもたらしてくれます。
3. 関係性
一番大切で、私の一番の理解者であるパートナー(夫)の存在。いつも私を心配してくれている高齢の父。同じ時間を共有したいと思える友人たち。数は少ないですが、大切な存在がいてくれるという安心感が私を支えてくれています。
日々の生活や仕事の中で、感情を良い状態に保つことは、個人の幸福感やパフォーマンスに大きく影響します。研究によると、親しい人が幸せだと自分の幸福度が15%上昇するという結果もあります。自分の周りにいる人々とポジティブなつながりを築き、それを育てていくことが、自分の幸福感を高める鍵となるのです。
このように、自律性、有能感、関係性の3つの要素を意識しながら、これからも自分と周りの大切な人たちの幸福感を育んでいきたいと思います。