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【勉強ノート】『ビートルズ』のメロディ。

今更かも知れません。もしくは、何それ?な話かも知れません。ビートルズのメロディについて、かなり個人的見解でお話しさせて下さいね

スピーカーの向こうのビートルズ

当時、聴いていた”フィルスペクターのリバーブー”など様々リミックスされたネイキッド盤。

「レットイットビー」のイントロ部分にポール〈楽譜を立てるスタンドに当たる音〉がオリジナル盤では聴けるのに対し、ネイキッド盤は切られている。

【言わずと知れた超世界一有名なバンド…】

とは言っても僕は30代前半で同世代なのだが
『知っている(聴いてる)』
『名前は知ってる(聴いてない)』
『聴いたことない。(そもそも知らん!)』

知ってる、知らないでは半々だが僕の世代でも
【聴いてる】だけ絞れば、あまり聴いているという人はそんなに出会った事はない。

音楽を聴きはじめた中学生の耳には確かに『昔の音楽』という認識ではあったが、それを感じさせない『色褪せない輝くメロディ』にドキドキしていたわけだ。

そこでどうやれば、ビートルズに近づけるか?などと痛い思考を巡らし、厨二病真っ盛りな僕は日々CDやレコードをすり減らす日々なのであった。

【ここから本題】

ポールはどこが上がる?

【どのが上がるのか、ポールのクセを聴いてみよう!】

まず、お聴き頂きたいのはこの3曲!

どれも〈ポールが作曲した〉名曲だ。

〜では、どこが上がっているのか?〜

【クセその1】ポールは必ず、メロディの終わりに音を上げちゃう『親しみやすさ』

例えば「レットイットビー」は、ほぼワンフレーズの終わりが面白いくらいあがりっぱなしなのだ。

Aメロの
〜when I fined myself in times of trouble〜

Aメロの「〜trouble」の部分や、この後の
〜come to meの「me」も上がっている。
もちろん、それだけではない。

サビのlet it be〜の「be」が繰り返すたびに
音が上がり、ワンフレーズでは一回音階は下がるが、やはり最後の音は必ず上がっている。

【クセその2】
フレーズ処理の音が上がった後は
曲の終わりになると更に上がるクセがある。
更に言うとほぼ上がった音が『ルート音』(始まりの音)※例:「イエスタディ」(ファの音)など

もう一度、ワンフレーズづつ最後が上がるんだという意識で上記の3曲を聴いてみてほしい。
また、ソロ作でもそのクセが炸裂しているので是非、聴いてみると発見があるかもしれない。【そこにポールのクセ】も【人柄】が聴こえるはずだ。


ジョンはどこが下がる?

正しく言えば【上から始まり、最後に下がる】

【では、早速聴いてみよう!!】

〜コレもまた名曲揃いだが、ポールと何が違うのか?ではどの様になクセなのか?〜

【クセその1】歌い出しのトップ音が高く、徐々に上がり最後に下がる【複雑さ】

先程も同じような事を言ったが、「ヘルプ」を聴いてもらうとわかるのだが

トップがガンガン上がり、最後に下がるのが特徴だ。

〜help!I need somebody〜の「help!」から次の「help!」まで上がりきり、最後のフレーズ処理がテンションコードやジャズなどで使われる音で終わる事が多く、特にサビ部分に多用する。

そのガンガン上がる音なのだが、ブリッジ部分でまた更に上がるのがジョンの特徴だ。
先程紹介した「ヘルプ」「愛こそはすべて」もそうなのだが

「ア ハード デイズ ナイト」も2セクションの構成でやはり、ブリッジ部分が高く、最後は下がる。

【クセその2】ジョンはコード内で始まった下の音で終わる『複雑さ』

ポールは【ワンフレーズ】でルート音で高い所に落ち着くに対し、ジョンは対照的で1セクション内の最後に始まりの音で終わる事が多い。

なのだが!

「ヘルプ」のAメロ部分や「アハードデイズナイト」のサビがワンフレーズに対し、

「愛こそはすべて」は1セクションで”始まった音(下)で終わる終わるのだ。

theirs nothing〜から…〜love all you need

「愛こそはすべて」においては、Aメロの「theirs〜」から「 〜need」が同じ『ソ』(G)で終わる。ちなみにこの「愛こそはすべて」は上記のクセがふんだんに使われた名曲なのだ。

※もう一つ【ジョンのクセ】として、メロディが次のセクションに行きたい時などに【メロディを上げたまま】にするクセある。

ジョンに関しては“なんだかよくわからない説明”になってしまったが、とにかくジョンは「ひねくれた」展開やメロディを作る事が多いのでやはり作品は“人柄”が自然とでる物である。


2人の違いを楽しめる一曲がコレ!

『we can't work it out』(放題:恋を抱きしめよう)

スティーヴィーワンダーもカヴァーした名曲だが、上記の【2人のクセ】を理解した上で、この曲を聴いてほしい。

「try to see to my way〜」のポールの歌い出しはもちろん、歌っている【ポールが作曲】した箇所だ。【Aメロ】

「Live is very short,〜」からのメロディは歌っているのも【作曲もジョン】なのだ。

是非、聴き比べてみてほしい。“2人の違い明確にわかる”曲だ。

※そもそも、クレジットを見ると、どの曲も2人の決めた契約でポールとジョンの共作となっているのだが

初期は本当に共作で、初期のアルバムのオリジナル曲で違いを探すのは非常に困難だ。

その違いがわかるのはアルバム「ヘルプ」(65)から完全に別々で作曲している。

彼らのルーツと対照的な2人の【共通点と違い】

結論から言うと、彼ら2人の共通点は幾つかある。

それは…【クラシックの旋律が根っこにある】
だと僕はそう思っている。

ビートルズに影響を受けた『クイーン』はあからさまに”クラシック音楽”の影響下にあるが、

ビートルズもサウンド面や音楽的要素ではなく、【メロディの上がり方】や【繰り返し方】が非常にクラシック音楽なのだ。


ちなみにコレはビートルズやクイーンに限った事ではなく、いわゆる【洋楽】と呼ばれる音楽特に“アメリカやイギリス、ヨーロッパ圏”だ。

マイケルジャクソンの楽曲『スムーズクリミナル』を聴いてもらうとわかるが、メロディの上がり方や繰り返し方がクラシック音楽的だ。

どこを取ってもクラシック音楽なロッククイーンの作品達!

ちなみにバッハはの旋律は完全に現代のポピュラー音楽に影響があると言える。


ちなみにコレは完全にクイーンが元ネタなんじゃないかと思うクラシック作品。

コレがクイーンの作品!

【ちなみにポールとジョンは…】

【ポールは?】完全にクラシック音楽的なメロディの動きをしていている。(ロックンロールや1920〜30年代の音楽の要素あり)

※有名なクラシック音楽など聴くとわかるが大体ルート音なのだが(例えばGで始まり、Gで終わる)ポールはクラシックの影響が強いと推測。

【ジョンは?】実はクラシック音楽的要素ありきで…【ブルースやリズム&ブルースやロックンロール】がとても強い。

※ちなみに昔のブルースやソウルミュージックを聴くと上から下へ降りていくメロディなのだが、ジョンはそれの影響下にあると推測。

結論として2人の違いはやはり
聴いてきた音楽の違いや情報量で決まる
という事がわかるはずだ。

ちなみにポールとジョンが影響受けた『リトルリチャード』と『チャックベリー』
特にシャウトやメロディはポールが影響受けているが、ジョンはお分かりの通り!

長々とビートルズから離れた話をしたが、とにかく言いたいのは、
西洋のポピュラーミュージックにはクラシック音楽的なメロディの影響もしくは根っこからあるということだ。

余談だが、ポールのソロ作品で『ラム』というアルバムがあるが、それを丸々クラシックカバーした作品もあるくらいだ。

アメリカの音楽に憧れたビートルズ。酒場などの客をステージ上でR&BやRn'Rを演奏し満足させていたと言う。


最後に

大変わかりづらく、まとまっていない感じな記事になったが、まだまだ書き足りない程の細かいクセや特徴があり前半や後半の違いはもちろん、その他の2人は実は…

【歌ものとしては作曲はジョージハリスンが1番上手?】だとか…

【リンゴスターの後半のドラムは打ち込みのドラムの様な先鋭的なリズムパターンだった?】とか…

僕の書いた記事はありきたりや間違いがもしかしたらあるかもしれないが、聴き込みたい程未だに色褪せず、魅了してくれる数少ないバンド、ミュージシャンだということだ。

ありがとうございました😊



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