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麻利絵さんの人間関係リフレッシュ

敬愛する方々の人生story は一つひとつが輝く宝石のよう。"もうひとりの私、もう一人のあなた" の物語として、匿名性を守り綴っています。


麻利絵さんは朗らかで人当たりの良いパート主婦です。
周囲の人とはつかず離れず適切な距離を保ち、穏やかな毎日を過ごしてきました。お子さんも大学生となり子育てがひと段落し、第二の人生では自分の個性を存分に発揮してみたいと考え、liranaのセッションへ訪れました。

ホッと落ち着く毎日の中で、麻利絵さんは新鮮な刺激のある日々を活き活きと歩みたいという願望が大きく膨らんできました。
平和な生活に感謝しつつも、何か少し物足りない。それは、身近な家族への想いにも現れていました。
例えば、息子が大学に行くと、彼の成長を喜ぶ一方で、もっとこうだったら。ご夫婦で共通の趣味を楽しむ話を聞けば、羨ましい先に落ち込んでしまったり。
「このままではいけない」と自分を戒める気持ちが強まり、麻利絵さんはついつい個人主義の殻に閉じこもってしまいました。

仲良くなるのは簡単、でも長続きしないのは相手への興味が薄れてしまうからだと自分でも薄々気づいていました。
ある日、いつもの癖で面倒になった相手からのお誘いをキャンセルしたあと、麻利絵さんは人と深く関われない寂しさにも気づきました。
それを感じながらも、どうすることもできずに過ごしてきたのです。

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