お金はエネルギー、なのです
私の人生は、お金を追いかける苦難が長かったと思います。そのおかげでさまざまな体験をさせてもらい、今ではお金について少しずつ理解できるようになってきました。
追いかける日々
親の借金返済に人生の半分以上を費やしてきた頃は、日々収支の計算に追われて、本当に大変でした。返済が理論的に不可能な月も多く、「果たして生きているうちに返せるのか?」という疑問が常に心をよぎっていました。
それが不思議なことに、期日が近づくと、どこからかちょうど必要な金額が現れ、毎回セーフになることが何度もありました。
ある月には、思いがけないルートからの支援があったり、別の月には仕事を通じて得た報酬が予想以上に大きかったり、時には計算間違いが直前に発覚したりすることもありました。
こうした出来事が重なり、一千万円弱という気が遠くなるような返済額も、さまざまなご縁のおかげで予想外に早く完済できたのです。
お金に片想い
お金とは、一体何なのでしょうか?
私にとっては、まるで見えない妖精のような存在で、いつも片思いをしている気分でした。
周囲の友人たちは、家計簿やライフプランに沿ってきっちり管理していたのですが、私はそれを理解しつつも、真逆の違う感覚を持っていました。計算や数字ではなく、心の姿勢や祈りでお金と通じるように思えていたのです。
現実で苦労してきたのに、幻想のように捉えていたなんて、本当におかしなことですよね。
大らかに構える
だからこそ、お金に苦労しながらも大らかに構えてきました。
例えば、パート勤務の時給に特にこだわりがないからこそ、値上げ交渉にも抵抗なく挑むことができましたし、転職の際も給与面より仕事内容を重視した結果、思ったより高収入を得たりしました。美容系カウンセラーとして働いていた時は、初契約で最高額コースを成約したり、他営業所の売上UPに出張ばかりしていたこともあります。
そんな面白い仕事に就いている時期は、あっという間に口座額が増えることにも気づきました。
私から発せられた情熱というエネルギーが、お金というエネルギーとして還ってくるのかもしれないと思うことがいくつもあったのです。
必ず還ってくる
さらに、お金ではなく別の形のエネルギーで還ってくることにも最近気づきました。働いてお給料を頂く以外にも、エネルギー循環のルートはいくつもあるということです。
例えばこんな事が。無償で親身にお手伝いしたら、思いがけずお礼をいただけ、その品や体験が私の希望のものであったことが何度もありました。
こうなると、身の回りの物事が循環していることを認めざるを得ません。その新しい視点は、毎日を新鮮で面白くしてくれました。
もちろん、どんな事でも、まず私からエネルギーを出すことがスタート地点です。心を込めて情熱をかけて。
それがいつ、どんな風に還ってくるのか、を神さまに全部お任せすることも大切な心構えです。それはまるで宇宙に種まきをしているようで、サプライズな収穫に期待する毎日を送ることになります。
私の息子は、「視えない神さまポイント」が貯まったら何かに形を変えて届けられるんだと言っています。あなた流にしっくりくる例えにして信じることです。
そんな風にして魔法をかけていると、暮らしの一つひとつがとても貴重で大切に思えるようになります。
これも、お金からの教えのおかげ、お金の魔法ですよね。
何に形を変えて届けられるのか、サプライズプレゼントは想い描いた通りだったり、違う形でも目的は叶っているものだったり。そしてどれも、ちょうどその時の自分に一番必要なものだったりします。
その意味を考察してみるのも愉しいし、ワクワク妄想して待つ時間さえも愉しくなります。