コアを使うの本当の意味
ほとんどの人がコアを使うと言う意味を知らないのだと思う。
一生懸命に腹筋運動をして、
一生懸命に腕立て伏せをして、
動きのなかに腹筋がブルブルする瞬間があれば
これでいいのだ!とばかりに
信じ込んで動く。
でも、腹筋ばかりをタイトにしていくと
後々、体を壊すことになる。
腹筋ばかりに集中していると
「私はこんなに頑張っているのです!」
と言う人間になっていく。
走れメロス状態になる。
走れメロスは
「俺が届けなければ」と躍起になって
友達との約束を守った。
そして、走り終わって自分の思いが達成されると
燃え尽きてしまう。
この走れメロス状態の人がいっぱいいる。
私がやらなくちゃ
良い意味で責任感が強く、
悪い意味で融通が効かない。
ちなみに、こう言う人は肝臓が弱いので、
背中が張っていて、解毒ができないため、便秘になりやすい。
私もかつてこの人間であり、
解毒できずに、皮膚が荒れ、正義感に駆られて、
腹筋に効くと思う運動ばかりをしていた。
そして、体を痛めた。
コアを作るには、
腕と手と足と脚のつながりが大事である。
その四肢からサポートをしてもらって、自分の内側が安定をする。
つまり、その四肢がしっかりできることで
自然と腹部に力が入る結果になる。
腹部だけを頑張ってやるんじゃない。
体全体を使うことで、自然と自分の中心に力が入るのだ。
走れメロスがこの体であれば、
きっと、暴君に立ち向かっていくことはしない。
正義感を振りかざすこともない。
ちなみに走れメロスはこんな話。
王様ディオニスは、誰のことも信用せず平気で人を殺す暴君だということを聞きメロスは激怒しました。
正義漢の強いメロスは後先考えずに城に乗り込み、捕らえられてしまうのでした。
王様の前に引きずり出されたメロスは、「人の心を疑うのは、最も恥ずべき悪徳だ」と王様を非難しました。
しかし、「人の心はあてにならない、信じてはならない」とメロスの話に耳を貸すことはありませんでした。
それどころか、歯向かってきたメロスに処刑の宣告をするのでした。
そして親友を人質に3日間で妹の結婚式に出て王のところに戻ってくる。
ま、走れメロスの話は置いておいて、
体全体が動いていれば、
激怒するよりも他の方法を考える。
もっとこの暴君の王様に寄り添うのかもしれない。
これだけの言葉が出てくるほど、心が荒むほど、きっと傷ついた過去があるのだろう。
正義感を振りかざす体の使い方ではなく、
体全体を使って、みんなで和を求めていく考え方の人間が増えた方が
世の中はもっともっと優しくなれる。
そんな世の中にするために、
一人一人の体をピラティスを通じてケアする毎日です。
自分に感動するSoul O f Pilates
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