本気のSDGsの話#1
この文章は、生徒たち(高校)に向けて、7/9に配信したものを加筆訂正したものです。
物流業界の世界最大手の企業と言えばみなさんどこを思い浮かべますか? クロネコヤマト?佐川急便?日本通運? 残念、日通は日本の最大手ですが売上高世界第7位です。
物流産業で世界1位は、「DHL」(本社はドイツ)です。みなさんも聞いたことがあると思います。規模も半端ないです。
ウィキペディアによれば、
従業員:世界に約285,000人。
営業所数:これも世界中で約6500ヶ所。
所有航空機数:実に420機!。
車両数:76,200台。
年間の積荷数:これはすごい、15億個以上。
だそうです。まさに大企業とかの域を越えて、名実共に「グローバル企業」だと言えます。
DHLは、全社員に向けて共通の内容の社員研修を行っているそうです。その研修内容はどんなものかというと、
「環境保護のためのアクション」
です。
物流は、これまでどうしても輸送のために温暖化ガスを大量に排出せざるを得ませんでした。DHLから赤帽まで、まるで人体の血流のように24時間休むことなく物が地球上を往来しています。そう考えると、物流産業はもしかすると石油、アパレル、航空業界に続く環境汚染産業なのかもしれません。
DHLではEVトラック(電気自動車)の導入などを行っていて、研修会を通して、環境問題について社員に学んでもらい、環境保護の意識を持ってもらうことを行っているそうです。研修時間もちょっとやそっとじゃないようで、社員が、業務内でも、またプライベートでも、環境保護のアクションをとることを本気で推進しているそうです。
つづく
いいなと思ったら応援しよう!
サポートあってもなくてもがんばりますが、サポート頂けたらめちゃくちゃ嬉しいです。