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娘の歯(乳歯)が抜けた

昨日、娘の参観会だったのだけど
忘れ物をしてしまって家に一度戻ったため
遅れて教室に入ってきた私を見つけた娘が、
口の歯のところを指さして、
ジェスチャーで「抜けた!」と教えてくれた。
娘よ、、、いま授業中だろう、、、

ここ数日グラグラする、と言っていたので
もうすぐ抜けるとは思っていたが、本当にすぐだった。
娘の場合、わりといつもそんな感じで、
グラグラするな、と自覚すると数日で抜けて、
もうその抜けた跡には新しい歯(永久歯)が
すでに頭を見せていることが多い。

うまく抜けなくて、下から変なふうに永久歯が生えてきてしまったりして、わざわざ歯医者で抜いてもらう例もあるということも聞くので、そういうお世話にならなくて済んでいることを私もありがたく思っているが、娘自身もそれはなんだか誇らしいようだった。

上下の前歯4本ずつが低学年の頃に抜けて以降、ここ1年ぐらいは、歯がグラグラすることもなく、全く動きがないことを、たまに娘はちょっと気になっている様子だった。

私も、なんだか最近抜けないねー、と思っていたぐらいだが、この夏に昨日も含めて立て続けに下の奥歯(左右の犬歯のそれぞれ隣にある歯)が抜けて、娘もちょっと安心したようだった。

これを機にググってみると、確かに前歯が抜け終わったあとは一段落して、1年半ぐらい、歯が抜けるのはお休みするらしいことを、ネットの記事で発見した。(こちら)


こういう系の記事は、成長や体のことはものすごく個人差があるし、これにあてはまらないと不安になってしまうとかはよくないと思っているので、私もあんまり見ないし、参考にする程度に、と娘にも伝えてはいるが、この記事では、歯が抜けるのがお休みの期間も、抜ける歯の順番なども、娘はその通りの感じだったので、自分でもなおさら納得したらしい。

自分の身体が、その仕組み、摂理通りに動いている、ということが娘自身も嬉しかったらしく、おもしろいことに、「私ってちゃんとしてる!」と言って喜んでいた(笑)。

「ちゃんとしてる」という言葉はどうかとは思うが(どんな人間だって、ちょっと異常があったって、普通とちょっと違ったって、生きている限りちゃんとしてると思う、笑)、その様子がまたかわいくて。


そう、人間の身体ってすごいんだよー、、


私が、自分が人間という動物の体を持っているということを一番痛感したのは、やはり出産のときだった。どうやって産めばいいのか、なんて、やったことないからわからない。多少は調べたけどわからなさすぎる。

だけど、ちょっと予定日より10日ぐらい早かったけど、ちゃんとおしるしがきて、その翌日ぐらいに陣痛が来た。陣痛も、教科書通り、だんだん間隔が短くなっていき、10分置き?5分置きぐらいになったころ連絡して病院に行ったら、ちょうどそのぐらいに破水していた。(それも気づかなかった)

陣痛で朦朧としていたのに、分娩台に乗ったら、自然といきんでいて、赤ちゃんは無事出てきた。(私の場合は幸い、こんな感じで本当に安産だった。もっと大変なご苦労された方々には本当に、頭が下がります、、)

そうすると次はおっぱいがものすごく張りはじめる。これまでに経験がないぐらい。めちゃくちゃ痛い。はじめはまだ母乳はそんなに出ないけど、赤ちゃんに吸わせていたら、いつの間にか普通に出るようになる。(こちらも私はスムーズだったけれど、ご苦労された方もたくさんいると思う)

以降は、少し遠くに離れていても娘が泣き声をあげるだけで、下手したら娘のことを考えるだけで、胸が張ったりもした。いつでも授乳準備万全のおっぱいになった。

あとは、事情もあって、娘が1歳半のときに断乳したのだけれど、そのときの尋常じゃない胸の張りようや、おっぱいケア(助産師さんにずいぶん助けてもらった)を通して、自分の身体が、もう自分の頭で考える以上に、動物的に、赤ちゃんのために、娘のために、動いていることを知って、涙が出た。頭なんて本当に自分の一部でしかないのだ。身体全体の方が、ずっとずっと、たくさん動いている。

それを実感できたことも、本当に出産を経験できてよかったと思うことの一つだ。その後のいろいろもあって、私の、人間の身体に対する信頼感と畏怖の念は増していくわけだけど、出産が一つの転機であったことは間違いない。(そこに至るまでは、本当にいろいろな学びあった。それもまたゆっくりじっくり書きたい。)

だから、このところ少し体調を崩している私の母が、熱が37度ちょっと出ただけで、15分おきとかぐらいに熱を測っているのを見ると、なんだか情けなく、悲しくなってくる。。。熱があることを異常事態として、悲壮感をもって、体温計を枕元におき、測るたび握りしめている。

まあ、不安なのはわかるよ…
あと単純に、測るたびに違うとか、
自分の熱の温度を知るのとか、
子ども心のようにおもしろい、というのもわかるよ…

でも熱ってね…
(これこれこんな意味があって、身体の働きでね…)
と、もう何度も言ってきた話なので、
最近は「お大事に」とだけ声をかけて
失礼することにしている。

あー、娘の歯が抜けた話だったのに、ここまで話それてしまった…

ところで…
抜けた歯は、みなさん、どうしてます?
(もしくは、どうしてましたか?)


私は、子どもの頃、なぜだかガチャガチャのカプセルに入れて保管していたものもあれば、

「上の歯は家の屋根に投げるとよい」
「下の歯は家の縁の下に落とすとよい」

みたいな昔ながらの言い伝え(うちの地域だけ?)
に従って、やってみたこともある。

しかし、今思えば、どれもなんだかなあ、、、と思う(笑)
娘の抜けた歯は、一応取っておいてあるけど、
まあ普通にちょっとグロイし(笑)
これ、あとでどうするんだろう、、、とか正直思う。
自分のも、保管してたやつ、どうしたんだっけな、、、

(でも乳歯は、小さくて、ちょっとかわいい)


最近は、こんな素敵なケースもあって、
どの歯がいつ抜けたか、という日付とともに記録できるようで、
友人親子がこういう感じのものを使っているのを見た。

(ほかにもいろんな種類があってかわいい。
でも、かわいいけど、かわいいけど…
結局最後、どうするんだろう…)


ともあれ、歯が抜けて、自分の身体の働きに感激したことを、
これからも娘の中で残っていってくれるといいな。

#子育て #乳歯 #永久歯 #自然療法
#出産 #母乳育児

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