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納骨までの日々

複雑な気持ちで骨壷を持って帰り納骨の日取りを決め、手を合わせに来てくれる人の準備をした。嫁は誰にも会いたく無いみたいなんで近い身内にしか言わないでいた。そこから納骨の日まで家の中はどんよりしてた俺もまだ現実なのかさえ分からなかった。嫁と納骨するにあたり家に置いとくって話し合いもしたが俺の墓に入れよう毎月参りに行くって事になった。納骨するまでに骨を入れれるペンダントと同じ大きさ同じ体重のぬいぐるみを用意して首からかけて今も思い出の場所に花とぬいぐるみを置いて毎朝声をかけている。たまに抱っこするがあの時の思いが蘇る。俺にはそれが娘の生きた証のように思えて愛おしくなる。

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