ドーパミンデトックスを1週間やってみた
自己紹介:この記事の作成者について
・無職
・創作大好き
・YouTube大好き
・やりたいこと・やらなければいけないことがあるのにダラダラ過ごしちゃう
・メリハリのある生活が送りたい
・短期間でサクッとなにかに挑戦してみたい
というわけで、こちらの動画を参考にドーパミンデトックスを1週間試してみました。
https://www.youtube.com/watch?v=gOp7Zq-KNGk&t=234s
ドーパミンデトックスとは?
要約すると、
・SNS、デジタルエンタメ
・ジュース、ジャンクフード、アルコール
・ドラッグ、ポルノ、音楽
上記のものを禁止して過ごします。
ドーパミンデトックスってめちゃくちゃいいよ! と布教する記事というより、
・こういうことに困った
・心の動き、精神状態
・一個人の備忘録
……といった、無職が勝手に縛りプレイを始めて苦しんでいる、くらいの感じで楽しんで頂けると幸いです。
守れなかったルールがある
上記の禁止事項をすべて守られたわけではないです。
できる範囲で守るよう努めましたが、私が創作しているのが「紳士淑女が楽しめる創作物」だったので、ある一項目だけ守ることが叶いませんでした。
しかし、他の方の作品は見ず、自分のものだけを作り続けることに注力しました。
そしてこのドーパミンデトックスを行ったのが、生理中の体力、テンションだださがりな時期でした。
どうしても温かくて甘い物が飲みたくなり、最終日の夜にココアを1杯だけ飲みました。
なにもそんな大変なときにしなくても……と思いましたが、コンディションが悪いときに行った方がのちに挑戦するとき軽々とクリアできるのでは? と思いついたからです。
・1日目:結局ネット見ちゃう
23:00入眠、3:30起床。
今思えば気合いが入りすぎて緊張していたのだなと思う。
この日は創作活動での今後の目標や、どういった作品を作るか、という方向性を定める。
それが終わると、じゃらんとGoogle Mapを見ながらドーパミンデトックスが一週間終わったら旅行に行きたい、外食をしたい、という欲望にまみれた予定を立てていた。
一応は作業を進めていたのだが、時間の進みがあまりにも遅く、YouTubeやSNSを禁止にしていたため、「だったらじゃらんとGoogle Mapしか見るところないな……」とさっそく寄り道を見つけてしまっていた。
・2~3日目:YouTube見たい!!
1日目で決めた作業を進めていたのだが、とにかくソワソワして落ち着かなかった。
なにか刺激がほしい。
YouTubeや音楽を楽しみたい。
しかし、それをしてしまえばドーパミンデトックスをやろうと決めた意味が無くなる。
たかが1週間なのに……。
そういった鬱々とした気持ちから、3日目までは15:00~17:00まで昼寝していた。
夜間あまり眠れていなかったのも大きい。(23時就寝、4~5時起床)
なぜ眠れていなかったのかというと、布団に入って横になりながらスマホでYouTubeを見る、という最高の習慣が突然なくなってしまったのだ。
人と接する機会がほとんどない生活を送っていたために、他人の声を聴いて寂しさをまぎらわせていたのだろうと思う。
YouTubeという他人の生活や思想をのぞき見することで、「自分は社会から取り残されていない、孤立していない」という繋がりを感じたかった。
暗闇でひとりきり、徐々に少なくなっていく貯金や将来の不安とむきあわざるを得ない状況は、なかなかしんどかった。
無職を続けるのも才能がいると聞くが、こういうことなのだろうなと思う。
思考を邪魔するもの(YouTube、SNS、音楽)がないため、ダラダラと時間を浪費しながら結局手をつけない、という逃げの戦法がとれない。
そして時間経過を遅く感じていたために、家事などのやりたくないことを「悩んでても結局現状は変わらないしな。面倒だけど暇だからやるか」と渋々こなしていた。
今思えば作業から逃げていた節もあったが、エンタメで消費していた時間がなくなったことで身の回りへ気を配る機会が増えたとも言える。
・4日目:悟りを開く
0:49~6:30まで入眠。
久しぶりによく寝た感覚があり、爽やかな朝を迎えられる。
3日目まで感じていたソワソワ感が薄らぎ、集中力が増しているように感じる。
1日目からポモドーロテクニックを使って作業していたのだが、以前は25分作業5分休憩をとっていた。
しかし、この頃から45分作業15分休憩でも難なくできるようになった。
むしろ作業しているときの時間経過が早く、別に休憩しなくてもいいのでは? と感じることもあった。
しかし、長期的に見ると腰痛や疲労から集中力低下を招くため、きちんと1時間ごとにストレッチをするように心がけた。
そしてこの頃から、以前からやろうと思ってできなかった5分瞑想をとりいれるようになった。
いろいろ試してみたい、というポジティブさが大きくなっているように感じた。
おざなりにしていた家事も思いついたら即行動するようになり、「面倒だと思う時間すら無駄な浪費」「やりたいと思ったら最終的にはやらなきゃいけなくなるんだから気付けただけ偉い」と、行動癖がついてきた。
自分と向きあう時間が長くなったことで、心の動きに敏感になったのだと思う。
不安感の前兆のようなものを察知できるようになり、「そろそろ落ちこみそうだからさっさと対処しよう」「考えすぎても無駄だからいったん距離をとろう」という思考ができるようになってきた。
眠る直前に襲われていた将来の不安で押しつぶされそうな時間も、無駄ではなかったのかもしれないと今なら思える。
時間を潰せるものがなくなったことで、【考えている間は何も変わらない】という現実を体感できた。
悩むことも大事だが、それは自分のやりたいこととむきあい、方向性を定めることに注力すべきだと思えた。
「ただ闇雲に不安と戦うだけではストレスで心が苦しいだけだな」「考えても結局行き着く先は同じだな」「自分の思考癖はこうかもしれない」と至れたことで、【なにをするか】に注力できたのは大きい。
・5日目:ボイス日記はじめました
この頃から「人の声を聴きたい」という欲求が強くなってきた。
気分は仙人である。
ジャーナリングは1日目から続けていたが、声を出すのも大事かなと思ったのでボイス日記をつけるようになった。
最初は10~15分喋るのも一苦労で何を話せばいいのかわからなかったが、続けていくと20分は余裕で語れるようになった。
そして録音した自分のボイス日記を休憩中や寝る前に聞く、という楽しみができてしまった。
声に出して自分の思いを語ると、「意外とそんなことを思っていたんだ」と思わぬ所から感情を引き出せた。
ボイス日記を聞くことで新たな気付きも得られ、ジャーナリングとは別の楽しさもあった。
ジャーナリングは心の深いところへ潜っていく印象だが、ボイス日記は視野を広げる、という感覚がある。
・6~7日目:集中するの楽しい
集中力の質がかなりあがっていることに気付く。
むしろ集中して作業するのが心地よいとすら感じられるようになった。
集中するためにポモドーロテクニックを使うというよりは、体を休めるために作業し続けないようタイマーをセットする、という状況になっていた。
作業通話や集中力を高める音を流すという環境作りすら邪魔になっていたのだと気付く。
しかし7日目になると、「明日からYouTubeが見られるんだ」「好きなものが食べられる」と欲望がちらつき、ソワソワしながら過ごしてしまった。
・結論:やり終えて感じたこと
・新しい環境に慣れるまでは3日かかる
YouTubeみたい~! とイライラしてしまうが、それを乗りこえると執着が薄れる。
・眠るときに将来の不安や孤独感が強くなる
独り暮らしをしており、誰とも話せなかったのもあると思う。
1日数十分でも誰かと通話する機会を設けた方がよかったなと感じた。
・心の動きに敏感になる
自分とむきあう時間が長くなったことで、不安と距離をとれるようになった。
・自信がついた
内容はどうであれ、ドーパミンデトックスを1週間達成できた。
自分が立てた小さな目標を達成し、積み重ねることで自信の層が厚くなっていった。
・前向きになれた
目標を立て、実現する楽しさを味わえた。
これがダメでも違う方法を試そう、と冷静にチャレンジできるようになった。
目標を達成できなくても、昨日よりは進んでいる、と思えるようになった。
また、目標達成にこだわりすぎないのも大切で、体力やパフォーマンスは日によって異なるので、時間がきたら切りあげて違うことをするのも大切だと感じた。
・運動や自然の大切さを実感
早朝の散歩が最高に気持ちいい。
刺激が少ない日々を送っていたので、自動車の走行音に頭が痛くなることがあった。
もう少し田舎の方へ引っ越したいとすら思うようになった。
自然を五感で感じたいと思うようになり、ジムでYouTubeを見ながら運動するより公園でウォーキングする方がリラックスできて楽しいと感じてしまった。
旅行も、観光地で美味しいものを食べたいというよりは、山の中で自然を感じながら温泉につかりたい……と思うようになった。
・YouTubeやSNSは本当に必要なのか?
あれほどYouTubeが見たかったのに怖くて見られず、2日後に視聴。
トップページを見ただけで情報量の多さに混乱し、心臓がバクバクしてしまう。
これを毎日見ていたのか……とビックリした。
しかし視聴するようになって2~3日で慣れてしまった。
・眠る前にスマホはキーピングボックスへ入れた方がいい
眠る前に見るのもあまりよろしくないが、一番悪いのは起床直後にスマホを触ることだろう。
ぬくぬくの布団の中でダラダラYouTubeを見られる環境が最高すぎる。
時間の無駄遣いをしてしまうので本当に良くない。
・ジャンクフードはほぼ必要ない
情報の仕入れ先がなくなったので新商品が出たことすらわからなくなった。
わからなければ食べたいと思う機会も減る。
しかし、揚げ物や甘い物への欲求は完全になくなったわけではなかったので、たまにならいいかもと思えるようになった。
・人とのコミュニケーションを大切にする
無理に輪を広げる必要は無いが、人と話したいと思ったら自分から飛びこんでみるのもいいかも、と思えるようになった。
・読書日を設ける
以前よりもっと思考が錆び付いているので、本を通じてのコミュニケーションは大事。
・またデジタルデトックスをやりたい
現在も、2~3日キーピングボックスへスマホを入れる、ということをたまにしている。
やりたいことだけに集中したいのにダラダラ過ごしてしまう、という自分にはピッタリだったので、また再挑戦しようと思う。