学びを止めてもいいんちゃう?
コロナ禍に見舞われている今は非常時だ。
この非常時に、「ICTは苦手」とか「使える環境にない家庭もあるから」とか
いつまで言うとんねん。
やれるところからでもやるんだ。
生徒たちの学びを止めるな。
というメッセージ。
文科省の方がこれだけハッキリと言ってくれることはとても頼もしいし
素晴らしいと思う。
反面、ひっかかるんですよね。
学びを止めるな
というときの、「学び」って何ですか?
学校のテストで点を取るための勉強ですか?
きっとこれを発信している人は、もっと本質的な「学び」を指しているんだろうけど、
ICTの活用にしり込みして、9月入学論を隠れ蓑に「やらなくていい理由」を探している人たちと、
「学び」=「学校のテストで点を取るための勉強」と捉えている人たちは、
ほぼ重なるのでは?
だとしたら、予算をつぎ込んで、あの手この手で説得して、
その人たちにオンライン授業をしてもらえたとしても、
その授業ってほんとに生徒のためになるんでしょうか。
zoomも動画も所詮は道具です。
いくら道具が素晴らしくても、良い成果を生み出せるかは使う人次第。
そう考えると、休校中の今、教育業界が力を入れるべきことは
生徒の「学び」を一旦止めてでも、教師の研修を充実させることなんじゃないだろうか。
それが教育界の「創造的休暇」の正しい使い道なんじゃなかろうか。
そんな気がしました。