一級建築士×FPが教える【投資できない人が投資をはじめる方法】
先週、人生初の「ひとり登山」に行ってきました。自然の中に身を置いてリフレッシュするためです♪
ところが…
実際の登山は自然を愛でる余裕などありません。
慣れない登山ゆえ、目線は常に おぼつかない足元なのです…。
では、立ち止まって自然を愛でればいいものですが、
せっかちゆえ 休憩時間がもったいなく、 ゼーハー言いながら頂上まで一気に駆け登ります。
更に、前に他の登山者がいようものなら、
追い抜くために自分に鞭打つ始末です…。
当然、山頂についても何の達成感もなく、
次のタスク(温泉へ行ってマッサージを受ける)のために、滞在時間は弁当を食べた15分だけ…。
そう…ひとり登山は、私にとって何のリフレッシュにも癒やしにもならず、ただの「山頂までの移動」でしかなかったわけです…。
でも、今回の登山…
「時間のムダだったな…」とは思ってません。
次回、時間ができて 自分をリフレッシュさせようと思ったとき、
「ひとり登山」を選択肢から外すことができるようになったからです。
以前にライフプランを作らせていただいた
これから家を建てる30代のご夫婦。
かなりの現金預金があったので、
「銀行の定期預金では もったいないので、一部でも運用(投資)に廻したらいかがですか」
…とアドバイスしたところ、ご主人が頑なに拒否します。
いろいろと話を聞くと、
過去に父親が「株で損したから」…とのこと。
う~ん…父親か…
更に話を聞くと、お父さんが どういう手法で、何に投資をしたのか全くわからない…。
「父が投資で損をした」という事実だけです…。
割りと…というか、結構 多いです…こういう方。
身近な人の経験が、自分のことのような経験になってしまう人…。
確かに「投資に向いていない人」っています。
以前、投資コンサルをさせてもらった40代の女性は、
投資に貯蓄の一部を廻したものの、
毎日の騰がり下がりが気になりすぎて、
昼間は仕事が手につかず、夜は眠れず…なんて状態になってしまいました。
はっきり言って、こういう方は投資に向いていません。
でも、それは投資を「やってみて」、
はじめて「向いていない」ことに気づいたのです。
やってみなければ、向いているのか向いていないのかも わかりません。
お父さんは向いていなかったのでしょうが、
あなたが向いているかどうかは、
あなたがやってみないと わからないわけです。
今回、私が登った山「金時山」
(金太郎が熊と相撲をとった山らしい…)
標高は1200m程度…超・初心者向きの山です。
初心者用の山なので、装備も普段着…、
かかったコストは駐車場代の800円とペットボトルの水代160円だけです。
でも、やってみたから「向いていない」ことに気づいたのです。
投資も同じ…
手元の1万円でもいいので、投資を始めてみれば、向いているのか向いていないのか わかります。
山登りや投資…自分に
「なんとなく よさそうなこと」…でも
「始めるにはハードルがあること」
…は損害が許容できる範囲で
「小さく始めてみる」
そうすることで、自分に
「向いているのか、いないのか」
「いいのか、悪いのか」
「続けるのか、止めるのか」
やってみなけりゃ、わかりません…。