岡田宗凱 Sougai OKADA

世界茶会を立ち上げ、世界10ヵ国(11都市)で茶会を開催。月に一度、茶会体験ワークショ…

岡田宗凱 Sougai OKADA

世界茶会を立ち上げ、世界10ヵ国(11都市)で茶会を開催。月に一度、茶会体験ワークショップを開き、13年間で151回、延べ約4,500名以上が参加。国内外の茶会の他に海外からの国賓、ビッグアーティストへお茶をお出しするなど、活動の幅を広げている。著書『茶道美人』(新人物往来社)

マガジン

  • 伝統文化のアップデート-茶の湯の未来

    伝統文化も変わる時がやってきました。ただ「変える」のではなく「何について考え、何を残し、何を替え(見立て)、何を変える」のか。そういった観点から様々な試行を共有できればと思います。

  • 懐石料理人 中尾英力氏から学ぶ、茶懐石の神髄

    世界料理オリンピック(ドイツ)日本人初の金メダリストの父をもち、西洋料理を学んだのち、京都にて京懐石を学んだ中尾先生。裏千家 淡交社のカルチャー「懐石の頂き方」や著名な茶人の料理を担当する他、定期的に懐石講習会も開催し全国を回っています。食事のいただき方から、季節ごとの茶懐石に絞って、こちらの記事は更新してまいります。

  • 岡田宗凱~お茶の道に入ったら世界がひらけた~

    世界茶会 主宰の岡田宗凱(そうがい)についての記事を上げていきます。

記事一覧

忙しいは、まんざらでもない

茶事のご案内状をいただいたので巻紙でお返事でも 茶人の日常、というか、私の暮らしの一部です お仕事をしている方からすれば 「ずいぶんとまた優雅な」 なんて思われる…

ケミストリーから生まれる「未見の我」

最近、面白いなぁと感じた、好奇心アンテナが立ったユニークなご縁を少しばかりご紹介。 ◇南極に行くために7,000万円を集めるプロ冒険家 ◇プライベートジェットの会社を…

オンラインサロン開設~わくわくドキドキ胸のうち~

かねてより考えていたオンラインサロンをオープンします。 “考えていた”とはいうものの、必要性を感じていなかったため開設を控えていたのが正確な表現かもしれません。…

旅の目的

学生時代は、よく撮影旅行で海外に行ってました🛩 マレーシア、タイ、台湾、NY、ウズベキスタン、アゼルバイジャン… その土地土地の景色や食、暮らす人、言語に触れるこ…

分身ロボットOriHime茶会

この茶会を開くにあたって コロナ禍の2年、茶道の世界も変化を余儀なくされました。 それが故に新たな“可能性への挑戦”も試みるようになりました。 2020年3月には、本…

副業時代~自分の“居場所”のつくり方~

副業の時代といわれる昨今、 私の周りでも「趣味の〇〇を仕事にしたい」なんて声を聞くようになりました。 ここでは、自分らしい人生を歩んでいくための「職業観(人生観…

300

これさえ読んでおけば、ひとまず安心!気になる「茶席のキソ知識」

お茶の世界は、いくつかの“きまりごと”があります。 きまりを窮屈に思うのではなく、 「お互いが、ほんのひと時、心地よく過ごせるように」ととらえ、 これを機に、実践…

伝統文化のアップデート オンライン化で見えてきた未来(限定動画付き)

毎朝、鳥のさえずりとともに美しい新緑を眺め、新鮮な空気で深呼吸していると、今起こっていることが夢か幻か、はたまたSFの世界の出来事のようにも思えてきます。 新たに…

1,500

「丁寧な食事の作法」ご準備いただくもの

この度、懐石料理人 中尾英力先生をお招きしての【丁寧な食事の作法】をオンラインで開催いたします。 本来であれば、お道具を準備して、お席でみなさまご一緒にいただく…

茶の湯革命⁉いち早くオンライン茶会を実施した理由

お茶(茶道)といえば千利休。その利休さんも体験したことのないオンライン茶会を2020年3月29日に実施しました。 この茶会を開いた背景と開催する際に工夫したことを少し…

和菓子も苦手、抹茶も飲んだことのなかったボクが、お茶をはじめた“本当の理由”

えんぴつを置いて、走り出す物心つく時から絵を描くのが好きで、お正月の親戚の集まりでも、こたつの上で馬の絵なんかを描いていたのが記憶にある。運動神経はこれといって…

忙しいは、まんざらでもない

忙しいは、まんざらでもない

茶事のご案内状をいただいたので巻紙でお返事でも

茶人の日常、というか、私の暮らしの一部です

お仕事をしている方からすれば
「ずいぶんとまた優雅な」
なんて思われるかもしれません

LINEでも済む内容かもしれませんが
“心には心で返す”
これもまた大事なことだと思っています

さて、タイトルの「忙しい」について
少し思うところがあったので、書いてみようと思います

「忙」という字
「心」を「亡

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ケミストリーから生まれる「未見の我」

ケミストリーから生まれる「未見の我」

最近、面白いなぁと感じた、好奇心アンテナが立ったユニークなご縁を少しばかりご紹介。

◇南極に行くために7,000万円を集めるプロ冒険家
◇プライベートジェットの会社を経営する同い年
◇マクロビ歴26年、7月に御殿山(品川)にマクロビレストランをオープンするサロンオーナー
◇某有名フレンチレストランのデザートに使われる、厳選された洋ナシ専門のみを栽培する農家
◇パリ、イタリアを拠点に活躍するラグジ

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オンラインサロン開設~わくわくドキドキ胸のうち~

オンラインサロン開設~わくわくドキドキ胸のうち~

かねてより考えていたオンラインサロンをオープンします。

“考えていた”とはいうものの、必要性を感じていなかったため開設を控えていたのが正確な表現かもしれません。

これまでは月に一度オンラインZoomでの「茶の湯研究会」を開催してきました。
(2017年から数えて、約5年で61回開催)

2020年からはオンライン化し、全国・世界のみなさまとぐっと交流も広がりました。

今後、新たな構想へ向けて

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旅の目的

旅の目的

学生時代は、よく撮影旅行で海外に行ってました🛩

マレーシア、タイ、台湾、NY、ウズベキスタン、アゼルバイジャン…

その土地土地の景色や食、暮らす人、言語に触れることが刺激的で、夢中で旅して皮膚から吸収しようとしていました😊

30代に入り、人とのつながりも増えて、いつしか旅の目的は“友人に会いに行くこと”にシフトしてきました

もちろん景色や食、建築(宿、城、美術館)も変わらずLOVEです

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分身ロボットOriHime茶会

分身ロボットOriHime茶会

この茶会を開くにあたって

コロナ禍の2年、茶道の世界も変化を余儀なくされました。
それが故に新たな“可能性への挑戦”も試みるようになりました。

2020年3月には、本格的にリモートでの茶会をスタートし、
同年7月には、VRゴーグル「Oculus」を用いての茶会も開催しました。

2021年からは「メタバース」という言葉も耳にするようになり、
人類はリアルとバーチャルを行き来する未来もいよいよ現

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副業時代~自分の“居場所”のつくり方~

副業時代~自分の“居場所”のつくり方~

副業の時代といわれる昨今、
私の周りでも「趣味の〇〇を仕事にしたい」なんて声を聞くようになりました。

ここでは、自分らしい人生を歩んでいくための「職業観(人生観)」についての話ができればと思います。

お茶の人が、なぜまたビジネス?と思うかもしれませんが、茶の湯は決して行儀作法や高尚な趣味というだけではありません。
人生観にもフィードバックされるもので、遊芸にとどまらず、自己実現の要素もあります

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これさえ読んでおけば、ひとまず安心!気になる「茶席のキソ知識」

これさえ読んでおけば、ひとまず安心!気になる「茶席のキソ知識」

お茶の世界は、いくつかの“きまりごと”があります。
きまりを窮屈に思うのではなく、
「お互いが、ほんのひと時、心地よく過ごせるように」ととらえ、
これを機に、実践してみてはいかがでしょうか。

そもそもお茶会とは
茶席の持ち物服装と髪型茶席の注意事項もう少し詳しく知りたい方は、こちらの記事もご参考ください。

過ごしやすい中秋のひと時、みなさまとご一緒できますこと、心より楽しみにしております。

伝統文化のアップデート  オンライン化で見えてきた未来(限定動画付き)

伝統文化のアップデート オンライン化で見えてきた未来(限定動画付き)

毎朝、鳥のさえずりとともに美しい新緑を眺め、新鮮な空気で深呼吸していると、今起こっていることが夢か幻か、はたまたSFの世界の出来事のようにも思えてきます。

新たに生まれ変わろうと(入れ替わろうと)しているこの世界で、「茶の湯など伝統文化をするには」というリアルな問いについて思考し、試行する日々です。

改めまして、こんにちは。
世界茶会というお茶の会を主催しております岡田宗凱(そうがい)です。

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「丁寧な食事の作法」ご準備いただくもの

この度、懐石料理人 中尾英力先生をお招きしての【丁寧な食事の作法】をオンラインで開催いたします。

本来であれば、お道具を準備して、お席でみなさまご一緒にいただくのですが、この度はご自宅の器で各自、食事をご用意いただければと思います。

まずは、みなさまへの送付物からご紹介いたします。

◇鉢単(はったん) ◇刷(せつ) ◇箸袋 ◇資料

そして、当日みなさま各自でご用意いただくものは、こちらにな

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茶の湯革命⁉いち早くオンライン茶会を実施した理由

茶の湯革命⁉いち早くオンライン茶会を実施した理由

お茶(茶道)といえば千利休。その利休さんも体験したことのないオンライン茶会を2020年3月29日に実施しました。

この茶会を開いた背景と開催する際に工夫したことを少しばかりまとめてみました。

◆いざ鎌倉!が、突然の中止に…2020年3月29日 鎌倉のお茶室を貸し切って、社中で特別稽古をする予定でした。しかしながら、小池都知事より「週末の外出自粛要請」が出され、こちらも急ぎで中止の判断。翌朝には

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和菓子も苦手、抹茶も飲んだことのなかったボクが、お茶をはじめた“本当の理由”

和菓子も苦手、抹茶も飲んだことのなかったボクが、お茶をはじめた“本当の理由”

えんぴつを置いて、走り出す物心つく時から絵を描くのが好きで、お正月の親戚の集まりでも、こたつの上で馬の絵なんかを描いていたのが記憶にある。運動神経はこれといって良くも悪くもなく、小学校からはじめた野球でも、芽は出ない。

しかしながら、なぜか足だけは速くなり、リレーの選手にも選ばれるようになった。(打ったら走るのが野球なので、塁に出たい一心)

中学からは陸上部、主に短距離(100~200m)の選

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