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これは、社会人1年目当時の息子が、
帰宅直後の第一声が凄かった!! というお話です。

何気ない言葉ですが、育ちからすると大きな一歩なのです。

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息子が帰宅するなり妹に向かって、
「遠足どうだった?」と聞いていました。


娘が
「楽しかったよ~」
と答えると、
「よかったねぇ」
と言っていました。まるで父親のよう。
(9歳差なもので…)

何気ない会話なんですが、これって凄いことなんです!




自閉症スペクトラムさんな息子にとって、

「今日妹は遠足だから、楽しかった?と聞いてみたら?」
とも言われずに、
自分から「今日は遠足だと言ってたな」
と思いだし、「どうだった?」と聞いたわけです。

妹とはいえ、
自分以外の人がどうしていたかを気にかけたのは凄い!
この「どうだった?」という表現が出てきたのも凄い!!




とかく想像するのが苦手な息子さん。

「遠足行った?」とか「弁当食べた?」とか、
事実関係を確認しやすいことではなく、

「どう?」
という超漠然とした質問をするなんて!

母ちゃん、おったまげです。

この漠然とした世界を
伝えようとしていた頃には、伝わらなかったのに。

少しずつ理解していって、いつの間にか理解していたのね。

成長したのね。。。。

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ありきたりな会話にも、
実は高い技術が隠れているというお話でした。


このスキルが身につくと、
社会に出て「今日の体調はどう?」
と聞かれたときに
「あ、体調が良いか悪いかを聞かれているんだな」
と考えられるわけです。

裏を返せば、自閉症スペクトラム系の方は
これが難しかったり理解に時間を力を要して
疲れちゃうことが多い。

社会には、もっと短く「今日、どう?」
と聞いてくる方もいるわけで、
「どう????10月1日です」と
なってもおかしくはないわけですよ。

このスキルを身に着けるには、
まず他者に興味を持って、
自分の考えと相手の考えは違うということを知りましょう。
となる感じかなと。

日々。こつこつ。




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