「遠足どうだった?」の凄さ
これは、社会人1年目当時の息子が、
帰宅直後の第一声が凄かった!! というお話です。
何気ない言葉ですが、育ちからすると大きな一歩なのです。
************************
息子が帰宅するなり妹に向かって、
「遠足どうだった?」と聞いていました。
娘が
「楽しかったよ~」
と答えると、
「よかったねぇ」
と言っていました。まるで父親のよう。
(9歳差なもので…)
何気ない会話なんですが、これって凄いことなんです!
自閉症スペクトラムさんな息子にとって、
「今日妹は遠足だから、楽しかった?と聞いてみたら?」
とも言われずに、
自分から「今日は遠足だと言ってたな」
と思いだし、「どうだった?」と聞いたわけです。
妹とはいえ、
自分以外の人がどうしていたかを気にかけたのは凄い!
この「どうだった?」という表現が出てきたのも凄い!!
とかく想像するのが苦手な息子さん。
「遠足行った?」とか「弁当食べた?」とか、
事実関係を確認しやすいことではなく、
「どう?」
という超漠然とした質問をするなんて!
母ちゃん、おったまげです。
この漠然とした世界を
伝えようとしていた頃には、伝わらなかったのに。
少しずつ理解していって、いつの間にか理解していたのね。
成長したのね。。。。
************************
ありきたりな会話にも、
実は高い技術が隠れているというお話でした。
このスキルが身につくと、
社会に出て「今日の体調はどう?」
と聞かれたときに
「あ、体調が良いか悪いかを聞かれているんだな」
と考えられるわけです。
裏を返せば、自閉症スペクトラム系の方は
これが難しかったり理解に時間を力を要して
疲れちゃうことが多い。
社会には、もっと短く「今日、どう?」
と聞いてくる方もいるわけで、
「どう????10月1日です」と
なってもおかしくはないわけですよ。
このスキルを身に着けるには、
まず他者に興味を持って、
自分の考えと相手の考えは違うということを知りましょう。
となる感じかなと。
日々。こつこつ。
<<ご相談申し込み ↓↓↓クリック>>
【無料】LINE電話 60分じっくり相談コース
<<お問い合わせ ↓↓↓クリック>>
オンライン相談infantへのお問い合わせはこちら
<<講師派遣などのご依頼 ↓↓↓クリック>>
講師派遣・執筆など、仕事のご依頼はこちら