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体が成長すると逆に心配になる
息子が小学校高学年の頃に、将来を思って書いた文章です。
未来があるから、希望もあれば悩みもある…。
ちょっと長い文章です。お付き合いいただければ幸い。
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息子の足が23センチになりました。
確実に体が成長していく姿を見て、
母は逆に心配になっていることがあります。
この子は、いつまで配慮された環境の中で
暮らすことができるのだろうか?ということです。
今の時点では、
親が学校などに説明することで、配慮を求めることができます。
けれど、中学や高校(行けばね)に進む中で、
本人がそれを望むのかどうか?
いやいや、
今みたいに親が担任に会うことに何も感じないかもしれないし。
配慮が必要なくなるかもしれないし。(多分それはない)
最近の息子をみていると、
物心ついた頃から自分の特徴に合わせて、
まわりに配慮してもらっていただけに、
助けてもらえるのを待っている気がするのです。
一踏ん張りすればできることも、
どこかで甘えて『出来な~い』で済ませているというか。
親として頑張りすぎたのかぁ?とか、
頑張りどころを間違えたのか?とか、自問自答。
けれど、いろんなことが出来ない自分に気がつき、
自分ってだめな奴だと言っていたり、
それと同時にひと踏ん張りすることを
最初からしようとしない様子(いつもじゃないけど)をみてると、
親としては悩みます。
励ましていいか、厳しくしていいか、わけ分からないのです。
将来は、
周りの人と同じに配慮のない環境で
自立することを求められるならば、
それなりの頑張る力を付けてあげたいと思う母なのでした。
でも、息子がこの先どういった成長をするかはわかりません。
何を基準に将来を考えたらいいのか?
子育てって、最初からそんなもんなのかな?
でも、ひとつだけ自分として分かっていることは、
保育園のころ集団生活をするにあたって、
息子に合わせた配慮は必要だったということ。
まわりに、理解と協力をしていただいたことで、
成長できたことは確実だと思います。
そうやって、父と母は今日も悩むのでした。
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(ここからは、息子が19歳ころに書いたもの)
私は、今も悩んでいます。
息子の足は、26.5センチになりました。
現在までの経過を言うと、
中学は通級の特別支援学級に在籍はしましたが、
行かずに卒業しました。
高校は、入学してから担任へ障害名を伝えました。
その間、
本人は担任と連絡を取ることを嫌がることはありませんでした。
現在は、障害者の枠で一般企業に就職させていただきました。
私の周りには、配慮を求めずに就職した子もいます。
進学した子もいます。障害に合わせた仕事場で働く子もいます。
頑張る力は、いま置かれている環境で、
出来そうなことを一緒に頑張ることで身についた気がします。
育てる基準なんて無いのかもしれません。
どうしていいか、分からないだけかもしれません。
でも、これだけは自信をもって言えるのは、
成長の過程に合わせて必要な配慮は
ありがたく受け入れた方が良いということ。
どんな配慮が必要か分からない時は、
所属しているところの先生と一緒に考えたらいいということ。
きっと親は、ずっと心配して悩むのよね。
(ここからは現在。息子が20代後半の時に書いてます)
現在、息子の足のサイズなど、知る由もなく…。
小学校後半の頃は、息子がもうひと頑張りしていないような
書き方をしてますね。
いま思えば、頑張っていましたよ。ごめん。息子よ。
やはり子育ては、どうしていいか分からないし、
どうなっていくかも分からない。
仕事場には、配慮の内容を就労支援センターさんから
伝えていただいています。
会社の方たちには、本当に良くしていただいてます。
本人の力を引っ張り上げることは困難で、
親としては協力していただける環境をつくるうちに
本人も伸びていった感じがしていますよ。
親も子も、環境と気持ちを整えていけば、
必要な配慮をいただくことは可能だと思います。
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