知らない方が幸せなこともある
先日のnoteに、ロシアの侵略戦争をきっかけにテレビを見るのをやめたと書きました。
テレビを見ない生活は思った以上に快適です。テレビがついていない食事は本当に美味しいし、ニュースや情報番組を見て暗い気持ちになることもなくなりました。
とはいえ、もうすぐ参議院選挙なので、世の中の情勢は知っておかなければと焦りもありました。新聞を取るか、オンラインで新聞を読むか、ニュースアプリをチェックするか… でも、どれも自分が必要としていない情報まで目に飛び込んでくるので、私にはうるさかったのです。
そんなとき、お気に入りのオランダ人YouTuber「Simple Happy Zen」のVeraさんがこんなことを言っていました。
「 FOMO ではなく JOMO でいよう」
FOMO(フォーモー)とは、Fear of Missing Out、つまり「機会を逃すことへの恐れ」。面白い話題を聞き逃す、お得なセールを逃す、といったことへの恐れです。できればどんな良い機会も逃したくないものですよね。
私の今の状況で言えば、FOMOは「選挙の前に選挙に関する情報をテレビで見られないこと」になります。
逆に、JOMO(ジョーモー)とは、Joy of Missing Out、「機会を逃す喜び」。機会を逃したっていいじゃない、知らなくてもいいじゃない、それをあえて楽しもうよ、ということです。
JOMOの観点で言えば、選挙の情報をテレビで見なくても構わない、ということになります。
極度のHSPの私は、今までにもテレビのニュースによって心を乱されることが多々ありました。ニュースをつけていると、自分が知りたくなかった情報まで勝手に私の心に入り込んできます。特に、児童虐待や動物虐待、環境破壊、ハラスメント、暴力、環境破壊、人権侵害などのニュースは何日も私の心に憑りついて、私を苦しめてきました。何年も前にたまたま知ってしまったある事件がいまだに私を苦しめている、ということもあります。
それでも、ニュースは観なければいけない、新聞は読まなければいけない、辛くても世の中の出来事を知っておかなければならないと思い込んできました。
でも、そうではない、と分かりました。知ることで私を苦しめるような、そして私にどうすることもできないような事件の情報は、私が知っておく必要はないのです。
JOMO、知らないことが喜び。
知らないほうが幸せなこともある。
もうニュースを見なくていい。たまたま向こうから飛び込んできた情報で辛い思いをしなくていいんだと思えたことで、とても心が軽くなりました。
そして、参議院選挙について。各党のウェブサイトをしっかり読むことで、無事に投票先を決めることができました。テレビやメディアから与えられる情報ではなく、自分から情報を取りに行ったことで、今まででいちばん納得して選べた気がします。
テレビニュース。私にはなくても大丈夫そうです。
YouTubeチャンネル「Simple Happy Zen」も紹介しておきます。