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【文章練習】文体の舵をとれの練習問題をやってみた#05

 しばらく何もやってなかったわけではない。一応小説を書いていた。だって秋の文フリで短編アンソロと短歌アンソロ出すから! まだ途中なのでたいして宣伝できることもあまりないのだけれど、上記二冊以外には、サークルの相方が他にも何かZINEとか持ってくるかも。


 アンソロ用の短編を書き終えた反動で、先ほど勢いで夏の残骸みたいなショートショートを書いたよ。詩にしようとして書いたけど、詩はおそらく私には向いてないからやめた。夏ももう終わってしまうので、その前に他にも夏の短い何かしらを何作か書けたら良いな。やるとは言ってない。ワイはいま夏のゾンビ。

 この文舵やつ、練習問題③の問一とかいう超中途半端なところで止まってるやん、問ニもあるやん。あかんやん、あかんやん! 最近友人の影響でザコシになりがちであかんやん。

前回の続きを始めていく前に

過去まとめ

置いておきます。前の章が載っているのでお時間あったら読んでみてね。


では第三章、練習問題③-2、やってみよう。


「文体の舵をとれ」第三章 文の長さと複雑な構文

《練習問題③》長短どちらも

問ニ

半〜一ページの語りを、七〇〇文字に達するまで一文で執筆すること


 なんやて工藤。一文で七〇〇文字? せやかて工藤、読点地獄みたいになってうざがられキモキモおじさん文書にならん?まあいいや、とりあえず書いてみよう。




※例題文は太字で表記


 あの人、少し前までニコニコしていたくせに急に「は? 馬鹿なの?」とか怖い顔しちゃって、何なのPMSかよってくらいに不安定で、そこから先はもう罵倒、罵倒、罵倒の嵐、嵐超えて超大型台風もびっくりなほどで、私あなたに何かしましたかね、してないよね、思い当たるとすればさっきの発言はちょっと場の空気的に良くないよって伝えたくらいなんだけど、それしきのことで怒り狂っちゃったあの人は、私に対してもう立ち直れないほどの言葉を何度も何度も投げかけて来たんだけど、こんなに理不尽なことがあって良いかといえば答えはノー、もう気分で言ったら八点かそれ以下、靴でミミズや犬のフンを踏んでしまった時以上に最悪、元々弱かった私の豆腐の心臓は粉々、豆腐なのに粉々っておかしいでしょう、でも本当に粉々でもう復元なんてしようがないほど念入りに丁寧に砕かれちゃって、ちょっと前までそうでもなかったあの人のことなんて一気に嫌いになってしまって、今まで尊敬の石を一つ一つ積んでいたとするじゃない、それをウワーってガラガラガッシャーンって、いや石だからゴロゴロズッシーンかもしれないのだけれど、まあそんな効果音の話がしたいんじゃなくてね、とにかくあの人に受けた恩だとかそういうものは切れっぱしひとつ残らず消えてしまったみたいでもう顔も見たくない、声も聞きたくない、何なら文字だって見たくないわけで、それなのにあの人は私の友人知人によく絡みに行くから勝手にSNSとかで視界に入ってきちゃってもう本当あなたのSNS綺麗事ばっかりで、この人本当はめちゃくちゃ悪いやつですよーなんて私から言いふらすこもも躊躇われるわけで、もう見ないふりするしかないってわけ。



 七〇四文字。長かった。舞城王太郎みたいにやりたかった予定が、なんかただのキレ散らかし芸になってしまった。早口で語るオタクとかでも行けたかなとも思う。怒り狂ってる人よりそっちの方がもしかしてやりやすかったのでは? でももう書き直したくないからおしまいにしておこう。

 ちなみに、問一では短文ばかりで自然に読めたかどうか、長文の構造は明快性と安定性があるか、無理なく読めるか? など論評すると良いらしいよ。いやこれ上の例文はすんなり読むには無理あるんでないかね。



練習問題③の追加問題があるようだ。ここでやるかすっ飛ばして四章に進むかは未定。


つづく(果てしなく不定期)

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