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金澤流都
2024年3月30日 11:19
きのう聡太くんはゲロを吐いた。昼ごはんを食べ終わった直後、「けぽ……けぽ……」とやりはじめて、思い切りキャットフードを吐いたのだ。 聡太くんがいままで吐いたのは、主に知らない間に飲み込んだ変なものと胃液で、キャットフードを吐くのは初めてだった。猫が食べてすぐ吐くなんてごくごくありがちなことだとはわかっているのだが、心配だったのでググってみると吐いた直後は水も飲ませるのはよろしくないという。知ら
2024年3月29日 10:24
きのう、なんとなく聡太くんの様子がおかしかった。去年の夏に蚊に刺されたときみたいにドタバタ走り回って、突然止まって体をなめ、また走り回り……というのをやっていた。 なにがあったのかは分からないがきっとなにか些細なことにビックリしたのだろうと思う。肉球の隙間にトイレの砂が挟まるとか。 聡太くんは大雑把に見えてとても繊細なヒトである。少なくともたまちゃんは蚊に刺されてビックリして暴れ回るなんてし
2024年3月28日 10:40
きのうは絵画教室であった。絵画教室は先生の自宅でやっているのだが、絵の先生は猫原理主義者で教室にも猫がのそのそとやってくる。 先生の家の猫たちはみんなびっくりするほど丸々と太っている。食べたがるたびに食べさせているかららしい。太りすぎは問題だと思うのだがまあそこは絵の先生の基準なのでわたしがとやかく言うところではない。 絵の先生と雑談をしていて、聡太くんのかかとのハゲの話になったのだが、「別
2024年3月27日 10:17
きのういろいろ考えた末、週一くらいで創作を混ぜてみようかな……と思って創作のマガジンを作ってみた。 わたしはとにかく摂取したエンタメに影響を受けがちなので、きのう読了した「ソリッドステート・オーバーライド」の影響でSFっぽく頑張った変な話を書くような気がする。いちおう弊noteは猫がテーマなのでねこねこネットワークSFをぼんやりと考えている。 ねこねこネットワークというもののすごさを聡太くん
2024年3月26日 09:11
Xで見かけた意見なのだが、エッセイというものは毎日続けると嘘が混ざってくるらしい。そんなつもりは全くないしいままで書いてきたことは極力正直に書いてきたつもりなのだが、同じネタがダブったりちょっと脚色することはよくあるので、ちょっと弊noteのありかたも考えるときなのかもしれない。 確かにXで人気者になったエッセイ漫画の作者が嘘を描いて炎上するのはよくあることだ。たぶん創作として描いていたら炎上
2024年3月25日 06:35
きのうもナイトルーティーンは省エネであった。まあ最近はずっと省エネだ。聡太くんも大人になったということなのだろう。 穏やかで暮らしやすくなった一方、もう子猫のころのように超全力で暴れて遊んでくれることはないのかなあ、とちょっと寂しく思っている。 それはチョッキンしたときに覚悟するべきことだった。チョッキンした動物病院の壁のポスターで、チョッキンすると運動しなくなりよく食べるようになると書いて
2024年3月24日 09:36
きのううっかりちゅーるを切らしてしまった。買い物にいくついでに用事があって、聡太くんがお腹を減らしているだろうと急いで買い物をした結果、ちゅーるを買ってくるのを忘れたのである。 聡太くんはきのうもちゅーるをもらえるとばかり思っていたのだろう、人間の夕飯のあとずっとウキウキワクワクの顔をしていた。いつも人間が夕飯を食べ終わったらちゅーるの時間だからだ。 直接「ちゅーる」と発すると大騒ぎするので
2024年3月23日 11:25
最近聡太くんは元気がない。いや不健康とかそういうことでなく、エリカラ装着を嫌がらなくなったのだ。 つけ始めたころは「やめろ〜!!!!」と暴れて断固拒否だったのに、今では捕まえてしまえば片手で押さえてもう片方の手でひょいっとつけることができる。なぜだ。お利口になって聞き分けたのだろうか。あんなに嫌がっていたのに……。 いやエリカラ自体は嫌なのだ、外すと喜ぶしつけていると動きがすごく鈍くなる。デ
2024年3月22日 11:29
聡太くんはよく口が開いている。ほんのちょっと、少し歯が見える程度に口をぽけーっと開けている。なぜかは知らない。フレーメン反応するような匂いがあるわけでもないのにぽけーっとやっている。 ハードボイルド顔の猫なのになんてゆるさだ。聡太くんはマズルが長いハードボイルド顔なので、舌がちょっとはみ出している、というのは見たことがない。 たまちゃんはよく舌がはみ出ていた。たまちゃんはお顔がまん丸でマズル
2024年3月21日 11:19
聡太くんの目はとてもきれいだ。淡い黄色と緑色のグラデーションになっている。というかたいていの猫の瞳は宝石のようできれいだ。 たまちゃんは拾ってきたとき、目やにでまぶたがくっついていて、「目が見えるようになるかは保証できないよ」といつもの獣医さんに言われた子で、見えるようにはなったが目薬を断固拒否した結果片目が濁ったまま一生を過ごした。それでも濁っていないほうの目はキラキラと金色に輝いていた。
2024年3月20日 10:36
きょうが祝日なのは聡太くんの誕生日だからだ(真っ赤な嘘)。日本中のひとが聡太くんの誕生日を祝ってくれるのだ。めでたいことこのうえない。 聡太くんは2歳になった。人間だったら20代半ばの元気いっぱいのころだろうか。やっていることは赤ちゃんなのだが。 そうなのだ、猫だから当然なのだが聡太くんはやることが赤ちゃんである。暴れん坊なのも甘えん坊なのも変わらない。なんならまだ自分は小さいとまで思ってい
2024年3月19日 09:52
きのう、聡太くんは自力でエリカラを外してしまった。現場を見ていたわけではないのでなんとも言えないのだが、どうやら\スッポン/と外してしまったらしいのである。 父氏が茶の間で無限に野球観るマンになっていて、聡太くんと母氏は2階にいるようだったので2階に行ってみたら、エリカラを見事に外した聡太くんがいた。あれ? となって母氏に話が聞いたら聡太くんの軟体ぶりが明らかになった、という次第だ。 母氏は
2024年3月18日 13:28
きょうは近所の名画座「御成座」に、「ルパン三世 カリオストロの城」を観に行ってきた。なにを言っているかわからないかもしれないが、このガチ令和の世の中で「ルパン三世 カリオストロの城」を上映している映画館が、秋田県大館市にあるのである。 やはりでっかい画面でコマーシャルなしで観るカリオストロの城は最高だった。やはり宮崎駿という人のすごいところはアニメにしかできないものの可能性を追い求めたところで
2024年3月17日 09:49
きのう、危うく聡太くんを引き戸に挟みそうになった。引き戸を閉めようとしたら母氏に「あぶないあぶない!」と叫ばれて、なんだろうと手を止めたら足元をするりんちょと聡太くんが抜けていった。エリカラをつけているというのになんという自由さだ。そういうのは危ないからやめてほしい。 たまちゃんも何度か引き戸に挟みそうになった。思い出すだに恐ろしい。たまちゃんは小さかったので挟みそうになっていたのだから、男の