~やさしいネット世界をつくる~フジイミホ・新人類相談室 第2回 「ストレス、たまってます」
アメリカで俳優、プラスサイズモデルとして活躍するインフルエンサー、藤井美穂さんがあなたのお悩みに答える、~やさしいネット世界をつくる~フジイミホ・新人類相談室。
現在お悩みも募集中です。
さて、第2回目は……
「ストレス」についてのお悩みです。
【藤井美穂さんからの回答】
ストレスには、理由があるストレスと理由のないストレスがあると思っています。
特に女性は生理でホルモンバランスが崩れたり、更年期障害などが原因で意味もないイライラが発生することがよくあるのではないでしょうか。
私はストレス対策として、ふだんから瞑想をしたり、ジャーナルに書き出してこのイライラの出所はどこ?と問いかけるようにしています。
イライラの出どころがハッキリしているときは、さらに深堀りして書き出し、噛み砕いていくと、イライラの原因やなぜそれが私を不快にさせるのかという仕組みが理解できるようになるんです。
「理解」にたどりつくと、不思議なことにイライラが吹き飛んでいることはよくあります。
出所や原因がよくわからないまま放っておくと、イライラは余計に大きくなるものです。
そして、書き出して、深堀り、理解をするという一連の流れを試しても、消えないモヤモヤには「行動」で対処します。
相談者さんがストレス解消法にしている散財はたしかに、「行動」のひとつです。
しかし、「散財」は余計にイライラが大きくなってしまうストレス解消法の代表的一例だと考えています。
一時はストレス発散になっても、罪悪感があとでやってくる行動はストレス解消法とはいえません。
また、そもそも負の感情からお金を使うのはよくないことです。お金とネガティブな感情が結びついて、「お金を使っている=自分があまりよくない状態にあるという流れが生まれてしまいます。これでは人生においてお金が悪い自分を象徴する存在になりますよ。
行動しても、その後に罪悪感を感じないことでストレスを発散していくポイントだと思います。
私にとって一番効くストレス発散法は表現することです。
私は、オーディション用の映像を撮っている時にプレッシャーや不甲斐なさを感じたり、全然関係のないことでオーディションを邪魔されたりすると、とにかくストレスが溜まることが多いんです。
そんなときは、そのストレスによって生まれた感情を芝居に組み入れてしまいます。
今抱えているこのイライラのまま、とりあえず役のセリフを言うんです。思いっきりイライラしながら。
そうするとイライラして言ったセリフが私のストレスを吸い取って、言葉と共に吐きだされ、演技にに集中できるようになります。
ほかには、スタンドアップコメディで起こったことをダイレクトに笑い話に変えて、損した代わりに元を取ってやろうとします。
舞台上で怒りを出しきって、笑いもとる。これで、めちゃくちゃストレス解消されます。
怒りがテーマの歌を怒りながら歌うとかで同じ効果があると思っています。とにかくその感情を出してしまう。そうするとケロッとして、気分がよくなったりするから不思議です。
同様に、「友達に今抱えているストレスを話す」のは私の「表現する」と似た効果があると思います。
話すと自分と抱えている問題の間に距離ができて、急にストレスに感じていた問題がちっぽけなものに思えたりするものです。
そういう意味で「書き出す」も定番ですが、効果があるのではないでしょうか。
ただ書くのであれば、手書きがいいです。タイピングは考える間もなく、なんとなく打ち終えてしまいますが、手書きは書いている間にゆっくりと思考が働き、穏やかさを取り戻すのに向いてます。
瞑想も定番ですが、効きますよ。ホントただの呼吸なのに!と思うくらい効きます。ほかにも、ワークアウトや怒りながらトレッドミルで全力疾走したり、怒りながらサンドバッグを殴るのも効きます。
実際に、私もそんなふうにしてストレスを発散しています。
ストレスがまったくない生活は残念ながらありません。だからこそ、自分なりの発散方法を持っていれば、無敵な自分になれるのではないでしょうか。
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