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【出産エピソード】私vs鬼の助産師👹

「あ、破水だ」

2024年4月1日午前7時ごろ、朝起きたら股から水分が大量に出てきた時、私は確信した。

予定日よりも10日早かったので、完全に入院の準備を終えておらず、遅番帰りで寝始めた旦那をフライパンでたたき起こし(嘘)、少々焦りながら最後の準備をした。

産婦人科へ電話すると、破水なのですぐ来るように言われて、荷物とタオルを持ち、寝不足の旦那に日頃の1億倍安全運転してもらい、産婦人科へ向かった。

産婦人科へ着くと、最初の内診で子宮口は2センチ空いていたので、「今日の夜8時ごろには産まれるかなぁ、ギリギリ早生まれになっちゃうけど、これも運命って事で受け入れよう。」なんて呑気に旦那と話していた。

内診が終わると、分娩室に連れられて抗生物質の点滴を打ったのだが、分娩室に寝そべった途端これから子供を産む実感が湧き緊張してしまい、体も血管も縮こまって点滴の針が刺さらず両腕合わせて4回針を入れられた。

腕にあざを4個も作ることになり、まるで私はDVを受けているようになってしまった点滴を打ち終えて、お部屋に戻ると生理痛のような痛みを感じたが、まだまだ痛くなかったので旦那に軽いご飯を買ってきてもらい、おにぎり2個とサンドウィッチ2個を食べた。(軽くない)

旦那は全然寝ていなくて可哀想だったので、妊婦用のベッドに寝させてあげて、私はお部屋にあった背もたれが倒れるタイプの椅子に座ってテレビを見ていた。

美味しいお昼ご飯もいただき、エネルギーを充分に蓄えた後、お部屋を陣痛室に移動すると段々痛みが強くなり、陣痛が来てる時は喋れない程になった。

陣痛の痛みを和らげる為、波が来た時はふぅぅぅっと長い息を吐きながら、旦那に腰をさすってもらった。

なるべく痛みから意識を逸らしたかったので、お部屋のカーテンの模様を見て、バスケットボールみたいな線だなぁと無理やりそっちに集中した。(私は元バスケ部)

でも、カーテンの模様を見る余裕もなくなってきて陣痛の間隔も2分おきくらいまで狭まってきたところ。


赤ちゃんだけでなく、💩も体から出ようとしていた。

ここから私は助産師さんとの戦いが始まるのである。

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