セラピーとカウンセリングの違い
「そもそも創間さんは心理カウンセラーさんなんですか? それともセラピストさんなんですか?」「カウンセリングとセラピーの違いはなんですか?」こういったご質問をよく頂くことがあります。
確かにこの違い、一般の方にとっては分かりにくいでしょう。
まず僕はカウンセラーの資格もありますが、現在は基本的にセラピストのお仕事しかしていません。
その上で、心理カウンセリングとメンタルセラピーの違いについてお話します。
心理カウンセリングとは
カウンセリングというのは傾聴(お話をお聞きしていく手法)が中心です。(※ 来談者中心療法と呼ばれる)
クライアントさんの悩みをお話ししていただき、そこにカウンセラーが否定を入れずにお聞きするものです。日本ではこれがほとんど一般的です。
「こうしたらどうでしょうか」や「こう考えてみては」などと、心の専門家としてカウンセラーの分析、推測や判断をもとにアドバイスをするケースもあります。
お話を好きなだけ時間内にするので、一時的には感覚的にスッキリしたり、思考整理ができるというメリットもありますが、根本的な問題の解決には時間がかかるケースが多いです。
特にトラウマ系の悩みはほぼ難しいです。僕もカウンセリングだけしていた頃にはお手上げでした。
メンタルセラピーとは
では、僕がご提供しているような「メンタルセラピー」はどういうことを行うのかというと
お話を否定することなく聞くだけでなく、そのお話のテーマにある苦しみの元になっている、ご本人もほぼ気づいていない潜在意識の思いを引き出す質問を行います。その患部が見えていないがために苦しみがグルグルしているからです。
またカウンセリングと違う点は「感情」「感覚」にもフォーカスを当てることです。
お話を聞き「思考」だけで整理するのではなく(思考だけでは浅い顕在意識で話しているだけなので、結局同じところに話題が戻る)
セラピーのテクニックにより実際に感じている感情や感覚に集中してアクセスすることで、さらに深い潜在意識内の思いや感情が引き出しやすくなってくるからです。
そこにはカウンセリングのようにセラピストの分析、推測や判断はあまりはさみません。
クライアントさんの言葉、引き出された思いのみにフォーカスを当てるので、カウンセラーやセラピストなど他者の意見や思考が混ざることなく進みます。そのほうが純粋に解消しやすくなるのです。
最大の違いは 「問題を解消するためのアプローチ」
カウンセリングはお話を聞くのがメインですから、解消への積極的アプローチはしません。自然に患者さんの認知が変わることを期待します。
セラピーは、潜在意識にある苦しみの元になっている、気づいていない思い(ビリーフやセルフイメージ)や感情を見出します。
症状がご本人の持ち込んだテーマだとすれば、これがいわゆる患部です。患部を見つけたなら、そこでようやく癒すためのアプローチセラピーをしていきます。その思いに付随する感情を解放していくのです。
患部が見つからない状態で闇雲にセラピーをしても難しいでしょう。(※この考え方はOAD、RFTの考え方を基にしています)
理由を端的に言うと、思考を思考で変えようとする認知行動療法をしても無理がかかるからでしょう。
思考に付随している感情や感覚を解体して、解放(受容と同じ意味)することで初めて、無理のない自然な思考のシフトは起こるのです。
以上、カウンセリングとセラピーの違いを簡単にお伝えしましたが、お分りいただけましたでしょうか? ご提供しているセラピーセッションに関していろいろご質問がありましたら、お気軽にTwitter(
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