万里茶道で茶をつなぐ
東京茶丗SOUです。
皆さまに東京茶の美味しい淹れ方をはじめ、
お茶にまつわる四季折々のお楽しみ情報等を配信しております。
お付き合いの程どうぞよろしくお願いいたします。
Vol.35/ 令和四年四月
陽光や月光に舞う花びらを見ては、
惜しむようにレンズに収めたくなる今日この頃。
皆様は充分に桜を堪能しましたでしょうか。
今回は「茶道」の話。
といってもお抹茶を点てる茶道のことではなく、
茶を運ぶ道=交易路のこと。
南は中国福建省の武夷山からはじまり、モンゴルを通り
サンクトペテルブルグまで陸路でつなぐこの「万里茶道」。
シルクロードの衰退後、17世紀から20世紀初めにかけて
繁栄したと伝えられています。
現在、ユネスコに申請中の「万里茶道」
登録されればお茶に関する世界文化遺産の誕生、ということで
大変楽しみなニュースとして周辺は盛り上がっています。
「万里茶道」を西へとお茶が伝わっていくにつれて、
不発酵茶の緑茶や半発酵茶の烏龍茶よりも、
一層発酵度の強いお茶が求められるようになり、
紅茶が広まっていった、と言われています。
スラブ諸国で紅茶を淹れる時に使われるサモワールも、
18世紀頃に生まれました。
現代のティーサーバーや給湯器のような道具です。
古今東西、ティータイムは幸福な情景。
いつの世も、お茶を楽しむことが出来るのは、幸せなことです。
丗SOUでは、これからも世界各国のお茶事情を紹介してまいりますね。
【今月オススメの丗SOU】
暁・煎茶
やぶきたの茶葉をじっくりと深蒸ししました。
マイルドでコクのある口当たりが特徴。東京茶の定番茶です。
¥540(税込)
【丗SOUインフォメーション】
この春、丗SOUより
オーガニックラインが誕生しました。
丗SOUのデザインはそのままに、
【暁】煎茶・【灼】ほうじ茶・【眩】玄米茶
の3種類を国産有機茶でリリース。
順次ご案内致しますが、
もし興味をお持ちでしたらお気軽にお問い合わせください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?