【昭和の思い出】レンタルレコードとレンタルビデオ〜そして変わらない生演奏の良さ
学生の頃(1980年の初め)あるアルバイトをした。
「レコードを貸してくれる店ができるらしい」という話でそこのお店の前でレンタル会員を募集するアルバイトがあるのでしてみないか?
数日だけだから一緒にしようよと友人から持ちかけられたのだ。
今考えると、C Dなどと違って、レコードやビデオテープを貸す、ということは結構難しいことではなかったのか?
何故ならばレコードは「傷がつく可能性が高い」ビデオテープは「テープが伸びたり絡むこともある」絡むと最悪の場合は切れるからだ。
貸本は昔も今もある。少し前に「ピアノの森」を全巻借りて読んだ。
読んでとても良かったのでその後電子で買った。全巻買うと相当な値段だった。
私が幼い頃は貸本の小さなお店が結構あって、そこで好きな漫画を借りて帰って家で読んでまた返しにいく。そこで私は主に「梅図かずお」作品を借りて読んでいた。
怖いのがかなり好きであった。しかし買うわけには行かないのだ。やっぱり怖いから。
家に置いてたらなんだかこわいから。
お店のおばさんと仲良しになってよく話し込んで帰った。
そこでは新しい本も売っていて、おばさんとは本の発売日には家に届けてくれるような関係になった。
それから中学、高校とは「借りる」というのはせいぜい図書館でほんの少し借りたりする程度で、小学校の頃のように「江戸川乱歩」のシリーズや「ジェーン・エア」のようなものを借りたり読み耽るために図書館に長時間いるようなことはなかった。
最近では岡山県には県立図書館ができ、蔵書も多いし便利なところにある。
昔のことを(主に音楽について)調べるのによく行く。
レコードが借りられるようになった頃にはレコードを借りてみたいな、とは思ったものの学生時代にレコードプレーヤーは下宿先にはなかったので(カセットテープ最盛期)結局は自分が借りることはなかった。
「どんな物があるかな〜」と見にいくことはあったけれど・・・
その後田舎へ帰ってからは主に「レンタルビデオ」を積極的に活用。
夜遅くに父親と連れ立って映画のビデオを借りてきた。
ビデオテープのダビングも自宅でできた時代だったように記憶している。著作権的にはアウトですが。
ビデオを借りると自宅でいろんな作品が見られるのが嬉しかった。
今のようにYouTubeやネットフリックスはなかった。こんなに手軽になんでもすぐみられるような日が来るとは思ったこともなかった。
そして、次はCDの出現である。
CDが出たことで「レコードを聞くのをやめた」とか「レコードプレーヤーを手放した」人が多くなった。一時期はレコード針さえ手に入りにくくなるし「まだレコードなんか聴いてるの?」って感じになってきたように思う。
今はレコードをまた聴いている。そのためにレコードプレーヤーを買い直した。
「ラジオ」は変わらない。昔からあるし、今も放送は続いている。
今はApple Musicなどのサブスクで聴くことが多いが、YouTubeの活用もスマホの普及によって多く感じられる。新曲が出るとまずYouTubeで検索して、という人が多くなった。
その時代によって音楽の聴き方は変わっていったが、生演奏を聴くというスタイル(コンサート)は変わらないように思う。
生演奏を聴く機会をみつけてどんどん出かけたい。