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#004 壊れた時計ですら、1日2回正しい時を刻む

エピソード

いやあ、ちゅうかさあ、なんかこうー、第4回にもなったらさあ、なんかトークテーマどうする?みたいな。
だいたいこういうラジオってさあ、ま、最近「はやっちょうもん」とか、時事ネタとかじゃないですか。

あのねー、ぜんぜんわからん!

ということで、今回は懐かしの海外ドラマの名言を紹介しようと思います。今回紹介したいのは「壊れた時計ですら、1日2回正しい時を刻む」です。これは海外ドラマ「メンタリスト」の主人公「パトリック・ジェーン」のセリフです。

デジタル時計に慣れててる人はピンとこないかもしれませんが、針で時間を示す、いわゆるアナログ時計を想像してみてください。
もし壊れて止まってしまった時計があったとして、その示す時間は常にでたらめでしょうか?
もし短い針が1のあたり、長い針が2のあたりで止まっていたとしたら。
たまたま、午前1時10分か、午後1時10分に時計を見たら、時計は正確な時間を示しているように見えます。

この発想は盲点ですよね。つい壊れた時計の時間はいつも信頼できないと考えがちだけど、実際はそうではない。
先入観はいつも悪いというわけじゃないけど、人はたくさんの先入観に支配されてしまい、間違った事を真実だと、長い間信じ込んでいたりします。

このセリフが名言だと思うのは、主人公「パトリック・ジェーン」役の俳優「サイモン・ベイカー」さんの名演も理由の一つです。
「サイモン・ベイカー」さんは、オーストラリア出身の俳優さんで、映画「レッドプラネット」や「プラダを着た悪魔」で有名ですね。

ドラマ「メンタリスト」では、元詐欺師でカリフォルニア州捜査局のコンサルタントの主人公「パトリック・ジェーン」を演じられています。
パトリックは元詐欺師ということもあって、常に人を食ったような言動で犯人や同僚の捜査員まで煙に巻き混乱させ、最後はしっかり犯人を追い詰める。そういうとらえどころのない、ひょうひょうとした人物を怪演されています。

「メンタリスト」のお話自体も、元詐欺師がサイコパスと対決するという話で、刑事ドラマ的な部分と、大人の恋愛を描いたお気に入りの海外ドラマです。最後は大号泣でした。
なんか、犯罪捜査とは無縁だったり、警察とは逆の立場の人が犯罪捜査をするというドラマが、日本でも結構量産されたと思いますが、この「メンタリスト」はかなり早い時期に作られたものだと思います。

さて、「壊れた時計ですら、1日2回正しい時を刻む」ですが、今回ドラマ「メンタリスト」の名言として紹介しましたが。。。
これ英語のことわざらしいんです。
さらに調べてみると、ことわざじゃなくて、最初に言い出した人がいるようで、1人は「トムソーヤの冒険」で有名なアメリカの作家「マーク・トウェイン」さんです。
もう1人はオーストリアの作家「マリー・フォン・エブナー=エッシェンバッハ伯爵夫人」です。って誰やねん!

お二人とも19世紀生まれの同時代の方みたいで、どちらが先に言い出したのかはわかりませんね。

私は、どこかの名言を紹介したサイトに大好きなドラマ「メンタリスト」の名言として紹介されていたので、てっきりドラマのオリジナルだと思い込んでました。

でも、ことわざって元々それっぽいことを、最初に誰かが言い出したんだと思うんですよ。
それが広まったり、書物に残ったりして誰が言い出したか分からなくなったものだと思うんですよ。
だって、言葉を生み出せるのは人しかいないんですから。
名言がことわざになったり、忘れられたことわざが名言として復活したり。なのでことわざか、名言か、なんて大した問題ではないんですよ。

聴かれている方で、思い込みで、ずっと意味を間違えてたことわざや名言があれば、番組の感想と一緒にお便りをいただければありがたいです。

AIで生成した音声

今や、言葉を紡ぐのは人間の特権ではありません。
AIが言葉を紡ぐようになったのは周知の事実ですし、ビッグデータやAIを駆使した、動物の言葉の研究も進んでいます。
近い将来AIや動物発祥のことわざや名言が生まれていくのかもしれませんね。

それではっ今回は、これで、終わりたいとっ、思いますっ。
「和尚は逃げても寺は逃げない」ありがとうございましたー


エピソードのメタ情報

第4回の台本です。
配信日は2024/04/06でした。

大好きな海外ドラマ「メンタリスト」の名言を取り上げた回です。
ただ、語源を調べていくとまさかの有名人にたどり着くという回です。

それにしてもサイモン・ベイカーさん演じるパトリックと、ロビン・タニーさんのリズボン捜査官との大人の恋愛が心にグッと来るドラマでしたね。

あと、ポッドキャスト側の情報では概要欄含めて一切触れていませんが、終わりの挨拶はポッドキャスト番組「ごりの堂々巡り」の真似をしています。

このエピソードは私の番組の中でも特に再生回数が多い人気エピソードです。

「和尚は逃げても寺は逃げない」はポッドキャストで配信していて以下プラットフォームで聴取可能です。

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