【妖珈琲物語】第13話「妖珈琲店の売上の秘密」
【妖珈琲物語】
おは妖ございます。妖店長です。
コーヒーが飲めるようになって「半年」で、自家焙煎・販売までたどり着いた「自家成分焙煎 妖珈琲店」店長の珈琲物語を連載しております。
宜しくお願い致します。
前回は「基盤と焙煎から発送までの流れ」をお話致しました。
今回は、「2023年05月04日に開店してから月末まででどれくらい売り上げが出たのか」、「どのような流れでお客様が購入まで至ったのか」をお話ししていきます。
※良い悪いの話ではなく、自分に合った運営方法の記事になります。
他のお店の方針を批判したい訳ではありません。ご理解下さい。
【2022年11月04日~2023年05月04日】
※前回と同じ経過です。前回を読まれている方は飛ばしてOK。
~今までの経過~
⓪2022年11月04日【第3話】
⇒コーヒーが飲めるようになりコーヒー沼へ。
※元々【幼少期】に飲んだコーヒーが苦く遠ざけて生活。
※同年08月にコロナ後遺症から【嗅覚味覚脱落期間】あり。
①2022年12月/珈琲沼1ヶ月目【第4話】
⇒情報収集。
②2023年01月/珈琲沼2ヶ月目【第5話】【第6話】
⇒コーヒーに合う水、美味しい淹れ方を研究。
③2023年02月4日/珈琲沼3ヶ月目【第7話】
⇒コーヒーの欠点豆から「珈琲古典インク」を開発。
④2023年03月/珈琲沼4ヶ月目
⇒03/17:「営業届」提出。受理。【第8話】
⑤2023年04月/珈琲沼5ヶ月目
⇒04/01:独学で焙煎の勉強を開始。【第8話】
⑥2023年05月/珈琲沼6ヶ月目
⇒05/04:「自家成分焙煎 妖珈琲店」開店!!
※実店舗なし。通販のみ。
⇒開店後、「努力したことや焙煎発送手技の流れ」は下記。
【第9話】 【第10話】 【第11話】 【第12話】
【材料費・研究費】
当店の場合、主力製品が3つ。
・「成分焙煎珈琲」
・「珈琲古典インク」
・「妖式文具術(万年筆関連マニュアル)」
全て化学的に詰めることで販売に至っているので、研究費と時間も嵩みました。
【結果】
Amazon注文だけで「287906円」!!
※Amazon外で買っているものもかなりあります。
それは、成果挙げなかった頃は「何をしているんだ」と白くま副店長怒りますよね。分かる。二人で同じ方向を見れる様になって良かった良かった。
この時点で大赤字ではありますが、現在の実績・経験から損したとは思いません。
以下に大まかな詳細を書きます。
【2022年11月04日~05月25日まで】
※Amazonのみの注文で仮算出
①書籍
【2022年11月】
・「コーヒーを楽しむ教科書」:1518円
【2022年01月】
・「世界一美味しいコーヒーの淹れ方」:1650円
【2022年03月】
・「田口護の珈琲大全」:3080円
【2022年04月】
・「世界一の4:6メソッドでハマる 美味しいコーヒー」:1760円
・「コーヒーの科学」:1188円
・「珈琲一杯の薬理学」:1650円
⇒10846円
②コーヒー
【2022年11月】
・ボダム/フレンチプレス:2593円
・COSORI/電気ケトル:5518円
・カリタ/コーヒースタンド:2160円
・珈琲考具/サーバー:2200円
・VKCHEF:手挽きミル:2456円
【2022年12月】
・シービージャパン/フィルタースタンド:800円
・珈琲考具/:コーヒーメジャー:1100円
・HARIO/スイッチ:3865円
・コーヒースケール:2499円
・珈琲考具/フィルターケース:1320円
・珈琲考具/ドリッパースタンド:880円
【2022年01月】
・トラスコ/pH試験紙:225円
【2022年02月】
・カリタ/ウェーブフィルター:265円
・ビアレッティ/モカエキスプレス:3954円
・直火用サポートリング:881円
【2022年03月】
・珈琲考具/シェイカー:4400円
【2022年03月】
・プラ皿:1406円
【2022年04月~05月】
・焙煎機/クーラー/他:約150000円
・タイマー:648円
・コーヒー生豆:30000円オーバー
・HARIO/BATONシリーズ:2200円
・HARIO/BATONシリーズ:2200円
⇒221570円
③珈琲古典インク
【2022年11月】
・グラフィーロメモブロック:605円
・エトランジェディコスタリカ/ブロックメモ:330円
・お茶パック200枚:999円
【2022年12月】
・ミューズ/ホワイトワトソン:560円
【2022年01月】
・材料A:約150円
・材料B:約1000円
【2022年02月】
・精製水:315円
・ガラス瓶:約2000円
・白衣:2692円
・材料C:約2000円
・材料D:約1000円
・実験器具A:約1000円
・精製水:315円
・材料E:約700円
・材料F:約700円
・実験器具B:約5000円
・ガラス瓶:約2000円
・材料G:約4000円
【2022年03月】
・紅茶茶葉:1080円
・ガラス瓶:約4000円
⇒約30446円
④事務/梱包
【2022年11月】
・ピンセット:1300円
・日本地図スタンプ:1680円
【2022年12月】
・トンボ鉛筆/PITのり:417円
・トラベラーズノートリフィル:880円
【2022年01月】
・ジップロックコンテナ:660円
・トラベラーズノートリフィル:880円
【2022年02月】
・名刺:561円
・ラベル:575円
・ノートA:287円
・ノートB:233円
【2022年03月】
・名刺:561円
・コピーインク:2580円
・領収書:336円
・名刺:1122円
【2022年04月~5月】
・トラベラーズノートリフィル:880円
・コーヒー袋A:1480円
・コーヒー袋B:1580円
・A4段ボール:3280円
・シーラー:2800円
・じょうご:1797円
・ピンセット:1155円
⇒25044円
【売り上げ】
2022年11月04日から2023年05月04日に開店して現在約一ヶ月。
【材料費・研究費】:Amazon注文だけで「287906円」!!
※Amazon外で買っているものもかなりあります。
当店の場合、主力製品が3つ。
・「成分焙煎珈琲」
・「珈琲古典インク」
・「妖式文具術(万年筆関連マニュアル)」
では、どれくらい売り上げたのか知りたいですよね?
⇒「詳細」は教えません(-_-メ)
時折SNSで「お店の売り上げ自慢」している方いらっしゃいますが、自分の資産/売り上げを他人に教えるメリットは一切ありませんよ。
危ない大人が寄って来てカモられるリスクの方が大きいですから。
お金は攻める・護るのバランス。
…とだんまり決め込むのもアレなので少しだけ。
・「珈琲古典インク」に関しては、BASE以外にも「イベント出展」という方法がございますので、そちらをメインとして売り上げがあります。
こちらも当店開店前から計算すると、福沢諭吉様が○人来店されました。
・「成分焙煎珈琲」に関しては「マンデリン1種類のみ」の販売にも関わらず開店約一ヶ月で、福沢諭吉様が2.5人以上は来店されました。
「ブラジル・サントス」を出していなかったのは、この売り上げの実験をしてみたかったからです。試飲データも取れたので、来月あたり新製品として出そうかと。
売り上げ報告は今後する気はありません。
・「珈琲古典インク」が「イベントだけではなく、通販でも売れた」
・他店がやらない「成分焙煎珈琲」に開店時から「興味を持たれている方が複数人いらっしゃってご購入に繋がった」
…という実績が出来たという結果報告でした。
【何故売れたのか?】
①珈琲古典インク/他
・「珈琲古典インク」
・「妖式文具術(万年筆関連マニュアル)」
上記オリジナル文具に関しては、文具イベントに出展しており完売した実績があります。
今後も東京都内の文具イベントには積極的に出展予定です。
BASEで販売していない「紅茶」「緑茶」「葡萄酒」インクもあるので、強い武器になります。
◎BASE:「地方に在住」の文具沼のお客様に通販で売れたということになります。
②成分焙煎珈琲
こちらは、まだイベントでの販売はしておりません。
最短で2023年7月に行われる、とある文具イベントで販売を予定しております。
6月から本格的に「ブレンドコーヒー」の研究を始めます。
飲食店イベントでは埋もれてしまいますが、文具イベントではどうでしょうか?
欠点豆から作られた「珈琲古典インク」(文具)を売りながら、同じテーブルで「本物の珈琲」を売る。他の文具店では真似できない戦法です。
dripをしなければ保健所の立ち合い不要なので売ることが出来ます。
そして、主催者様の許可が出れば「(イベント名)ブレンド」としてお頒かちができるのです。
※7月は既に許可済。
そして、イベント以外での日常的な販売のお話に戻ります。
日常的な販売方法は2つ。 BASE販売 と 手売り販売。
・BASE販売
BASE販売に関しては、メルカリと違い公式が宣伝してくれることはないので
「セルフ宣伝」=「SNS運用」をいかにするかという話になってきます。
当店の強みは「根拠ある化学的知識」と「栄養成分をピンポイントで狙ったコーヒー」。
そこを前に出した宣伝を常時行っております。
その結果、お客様に「他のお店にはない珍しさがある」「飲んだコーヒーで栄養成分が摂取できるなら買ってみようかな」とご購入に繋がったというアセスメントをしました。
既にBASEでリピーター様がいらっしゃいます。ありがとうございます!
・手売り販売
自家焙煎珈琲を販売されている個人様で「手売り宣伝」が抜けて「通販!通販!」になってらっしゃる方いらっしゃいませんか…?
通販は「試飲」ができません。
直接お会いする方にする手売りであれば「試飲」(少量の豆のお渡し)が可能です。
口コミが拡がれば通販にもお客様が流れて来る…という流れになります。
では、妖店長どうしたか。
本業が看護師であり、夜勤もあるため「コーヒーを摂取する方」がかなり多いのです。
医療従事者が常に頭にあるのが「根拠」。
これに基づいて常に医療を提供します。もうお分かりですね?
「根拠あるコーヒーが出来ました、飲んでください」と周りのスタッフに勧める訳です。
Q.「スタバやドトールより値段が高いけど何故か?」
Q.「妖ちゃんから珈琲豆を買うメリットは?」と質問されます。
A.「欠点豆の除去で雑味がなく、冷めても美味しい。」
A.「同時に栄養成分が摂取できる。根拠は薬理学会でも発表された論文から本になった「珈琲一杯の薬理学」他」
⇒医療従事者目線からすれば納得せざるを得ないのです。
そう、この2023年04月24日~試験導入というのは、「病棟スタッフを中心に試飲を開始した日」です。
HARIOのミルは、資格を取得した際におまけで付いてきました。
2023年5月中旬以降は、病棟の休憩室に持参してミルをスタッフに自由に使って頂けるようにして、昼休憩中に試飲大会をしています。
「ドリッパーセットが無くとも、ダイソーで安くフィルター買えますよ」
と、簡単に淹れられる方法もお伝えします。
結果、先輩から「購入したい」とお声がかかり、他病棟スタッフ含めて5人以上リピーターがつきました。
トータルで10人ほどの方にお買い上げ頂いております。
「元々妖ちゃんコーヒー飲めなかったのに、目の前でスムーズに飲めているだけで証拠になるわ」
「成人した娘に話したら飲みたいっていうから追加お願い!(代行購入)」
「半年前からコーヒー研究の内容ちょこちょこ聞かせて貰ってたから信用できる。pHとか水とか本当だったんだね!」
普段からの周囲の信頼も大切なんだなあとしみじみ感じました。
(普段の仕事の信頼が無いのに「珈琲できました」と言っても買われないと思います)
リピーターがついたということは「味にも納得頂けた」ということになりますね。
普段からコーヒーを多飲している、師長さんが「買うわ!!」と発言したことで病棟公認珈琲店になりました( *´艸`)
「手売りのメリット」は
・BASEと違って、手数料が引かれず売り上げ全てが手元に入る。
・段ボール梱包の時間や材料費が節約できる。
・直接感想を頂くことができる。改善点が分かる。
・クチコミでご家族や友人に拡がり、売り上げに繋がる。
※医療従事者の報連相の速さたるや…。
~今後の計画~
☆6月:「ブラジル・サントス」販売開始。ブレンドコーヒーの開発。
☆7月:文具イベントで「成分焙煎珈琲」のお頒かちデビュー!
☆まだ言えませんが「手売りジャンルで別のプロジェクト」が動き出す可能性があります。
火種はすでに蒔きました。もし成功すれば夏頃発表できるかと。
~ビジネス名刺~
白くま副店長より「おれも名刺欲しいな…」と提案があり
ビジネス用の新しい名刺も作りました。(裏面に携帯番号やアドレス記載)
今更ですが、副業において…
行動力/創造力/開発力/デザイン力/宣伝力など…色々な能力が必要なのだと痛感しております。
「マーケティング」の戦略については今後も勉強して参ります。
~お客様用/イベント用名刺~
こちらは、一般配布用名刺ver.02です。
ver.01に比べてだいぶスッキリさせました。
今日はここまで!
お読み頂き、ありがとうございました。
今回のお話で半年間の物語を終了と致します。
次回からは、開店後の日々の日記になります。
2023年5月29日
「自家成分焙煎 妖珈琲店」店長:外堀 妖
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