【超入門】ざっくり理解するカーボンニュートラルの歩み(ざっくりすぎ注意)
こんにちは!Sotasのよしむらです。相変わらずカーボンニュートラルのことを勉強しています。今日は各国政府主導の動きを中心に、この20年の流れを、その年のトピックスと一緒に、非常に簡単にまとめてみました。ざっくり把握できる(はず)なので、ぜひご覧ください!
産業革命~第二次世界大戦後:
地下の炭素、石炭や石油、天然ガスなどの化石燃料を大量に掘り出し、エネルギーや生活財の生産に利用してきた結果、世界の経済成長とともに、大気中のCO2が急速に増え、気候変動も進んでしまう。
第二次世界大戦後、戦後の復興が終わり、生活が豊かになり始めた1960年代から徐々に地球環境が問題視されはじめる。
1992年(平成4年)具体的なことを決めることを決める
リオ・デ・ジャネイロで開催された国連環境開発会議(地球サミット)にて国連機構変動枠組条約(United Nations Framework Convention on Climate Change:UNFCCC)採択される。地球温暖化防止のため、大気中の温室効果ガス(二酸化炭素、メタンなど)の濃度を安定化させ、具体的な義務を決める締結国会議(Conference of the Parties:COP)を開催することが合意される。
3行でまとめると
地球サミットでUNFCCが採択される。
温暖化対策の具体的なルールを決めるCOPを毎年開催していこうということが決まる。
1997年(平成9年)具体的な目標を決めたが、みんなでやれなかったしちょっと難しかった
日本・京都でCOP3開催、温室効果ガスの削減目標を定める、京都議定書(Kyoto Protocol)が採択される。地球温暖化の原因となる温室効果ガスについて、1990年基準で、2008年から2012年までの期間中、先進国において少なくとも 5%削減することを目標とする。日本は義務づけられた6%削減を達成、しかし「第2約束期間」は、先進国のみの削減義務づけでは不十分だとして不参加。京都議定書は、米国が01年に離脱し、中国やインドといった排出量が多い国が途上国の扱いのため削減義務を負わないといった点でも限界があり、新たな枠組みが必要となった。
3行で言うと
温室効果ガスの具体的な削減目標(法的拘束力あり)を決める京都議定書が採択される。しかし先進国だけが対象となっており、国によって削減のパーセンテージは異なっていたため限界があった。
2015年(平成27年)みんなで取り組む具体的な目標の先の具体的な目標が決まる
COP21にてパリ協定(パリきょうてい: Paris Agreement)合意。世界の気温上昇を2℃以内に抑えるために必要な2030年までの長期目標が合意され、日本を含めた参加国が2030年までの削減目標を設定される。5年に1回削減目標を見直して、その際にはより頑張る方向に目標を出しなおすというルールあり。アメリカはトランプ政権で離脱、バイデン政権で復帰。
3行で言うと
世界中の参加国各国が2030年までの長期目標が合意され、温室効果ガスをどれだけ減らすかの目標を提出することになる(目標を達成することは義務とは書かれていない)
2018年(平成30年)みんなで決めた目標、あれちょっと足らなくない?となる
気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change:IPCC)から「1.5℃特別報告書」が提示される。気温上昇が2℃の場合と比較し、1.5℃に抑えられたシナリオでは、温暖化による影響において明確な便宜がある。また気温上昇を1.5℃以内に抑えるためには、世界の温室効果ガス排出量は2050年ゼットゼロ、2030年までに45%削減される必要があると提言。欧州の合意に日本やアメリカも同調し、取り組みが加速していく。
一言で言うと
2℃までの気温上昇に抑えようと目標に世界の参加国みんなで頑張ろうとなったけれど、1.5℃までにした方がよいことがかなりあるということで、軌道修正がはじまる。2050年にネットゼロ、2030年までに45%削減が必要。
振り返ってみて
各国政府主導の動きは、上記のような流れでした(間違っているところがあったらすみません!)第二次世界大戦後から約80年、地球サミットが開催されてから約30年、長いような、短いような。少しずつではありますが、世界全体で取り組むべき問題との認識が高まってきています。ちょうど今美しく咲いている桜たちを、30年後にもみんなが見られますようにと心から思います。
ちょっとソータスに興味を持っていただけたら
そんな30年後を実現するために、Sotasでは絶賛エンジニアさんを募集しています。代表の吉元 https://twitter.com/YuukiYoshi2026 と30分くらいお話ししませんか?あったかくなってきましたので、屋外のカフェでランチやお茶をしながらでもどうでしょう?もちろんオンラインでも大丈夫。ちょっと話を聞いてみるだけでも大丈夫。下記ページからお問い合わせ、または吉元のTwitterへDMを!気軽にご連絡いただけたらうれしいです。
メンバー一同、ご連絡をお待ちしています!
吉元は真面目なことや食べたラーメンのことをツイートしていますので
一度覗いてみてください!