おいしい「オリジナルビール」の作り方 (1)
この記事は P2B Haus アドベントカレンダー10日目 の記事です!
ここ最近はクラフトビールブームというのと、クラフトビールが純粋に好きな人も非常に増えているので、イベントや企業のノベルティーなどでオリジナルビールを作ろうと試みる方も多く見受けられます。
この記事では、どのように「おいしい」「オリジナルの」「クラフトビール」を作るのかタイプ別に解説していきたいと思います。
醸造免許を持っている方向けの美味しいビールの作り方はさすがの自分は語れないので、これは持っていない人向けです。笑
タイプ別オリジナルビールの作り方
オリジナルのクラフトビールといっても、いろいろなやり方があるので、 実現の難易度別に紹介していきたいと思います。
オリジナルラベルパターン
最も簡単な方法がこのオリジナルラベルを貼ってもらうと言う方法です。
それぞれのブルガリで既に醸造されている定番ビールなどに、企業のロゴやテーマをあしらったオリジナルラベルを貼ってもらい、中身は既存のものだけど、イベント等ではオリジナルビールとして提供するパターンです。
過去メルカリが作ったパターンはコレですね。
これは、サービスをやってる事業者を見つけたり、 メルカリの場合はFar Yeastさん とのつながりもあったので、 そういう協力者を見つけることができれば実現可能です。
コストも、 前でデザインをすればラベルの印刷代と貼り付けの作業代の実費負担で済むことが多いです。
OEM事業者への委託醸造パターン
「オリジナル クラフトビール」で検索すると結構そういうことをやっているブルワリーが出てきます。
ビジネスとしてORM醸造をやっているブルワリーは少なくなく、その
メリットは、全く関係性がなくても基本的に条件がフィットしてお金を払えば作れるという点で、デメリット(というかリスク)は、美味しいかどうかはわからない、という点かなぁと。
いや、こんなこというと、美味しくないとはなんだ、と怒られる可能性もありますが… 実際、
本当に美味しいブルワリーが、広くオープンにOMEもやっている (広くオープンに、と言ったのは一応次項のコラボ醸造と区別するため)
美味しくなくて飲食店などにはほぼ卸されていないがビジネスとしてのOMEはそこそこ成功している
この2つは、外から見ると区別がつきません。リスクを減らすための努力としては、
飲食店やイベント等で「オリジナルビール」を見たときに必ずラベル等で製造者を確認しておき、その味・自分の感想と醸造所を覚えておく
というところかとおもいます。
なお、実際に P2B でもお世話になっているFUKUOKA CRAFTさん(美味しいよ!)なども、オープンにOEMのサイトがあったりして (今回始めてみつけた)、おお!と思いました。ちょっとバッチサイズデカいですが。
コラボ醸造パターン
これは P2B がカンパイさんとやっているような CTO IPA 的な、パターンなんですが、
仲良くなって、自分たち用のビールを一緒に作ってもらう
醸造免許を持っている醸造所と、作ってほしい人が委託する、という構造上は同じなんですが、あえて分けたのはその関わり方の深度というか、
OME醸造: 委託して作ってもらっている感覚
コラボ醸造: 一緒に作っている感覚
かなーと。一番わかりやすい違いを述べると、コラボ醸造だと、その醸造所からも「〇〇イベントのために醸造されたビールです!」とリリースされる、OMEだと、依頼者主体のイベントや店舗が出しているが、その醸造所からは積極的にそのビールがOEM元とは別の環境に外販されることが無い、みたいな感じかなぁと。
まあ、実際には1バッチすべてを販売OME先に売り切るわけではなく、ラベルを変えて(別の名前で)販売しているケースもあるんですが。
メリットとしては、やっぱり、美味しいブルワリーとわかっているところと、一緒に作れるというところが一番大きいかな、と思っています。
IT界隈だと、やっぱり t0ki の藤原くんがIT業界の人とのつながりが多いのと、しっかり美味しい、小ロットなので、技術イベントや会社でビールを作るなら全員にオススメしています。
↓ PyCon JP コラボのやつ
↓ DroidKaigiコラボのやつ
↓ Cloudbaseコラボのやつ(Cloudbase社は何回作るんだ!w)
続きます
記事が長くなりすぎて大変なので…分けます。
ここまでで、ライトにラベルだけでやってみようとか、醸造所とのつながりとかないからOMEしてもらうトコ探すか〜とか、好きでいつも飲んでいるあそこの醸造所に相談できないかな、などのイメージがわいてきたと思うので、別の時期で条件面など、抑えるべきポイントを書いていきます!!
わっふるわっふるしていてください!