ヒロインはそうじの達人!それとほど遠い私を構成するマンガの一部にめぞん一刻があります
このマンガを読んで人生が狂ってしまった(かもしれないです。)
コミックエッセイでけらえいこのセキララ結婚生活を上げて2冊目に取り上げるマンガになります。めぞん一刻はストーリーマンガでコミックエッセイとは毛並みが全く違うので統一していないと言われると少し残念です。
女子校で地学を教えていた教師と教え子が結婚。そして交通事故で旦那さんを失います。そこは話の原点。しかし、築後かなり経過したボロアパートの管理人さんとして活躍します。その相手としてさえない浪人生と恋に落ちていきます恋愛コメディです。
以上がざっくり非常に乱暴にそうたいがめぞん一刻の要約してみたものです。主人公のヒロインの名前は響子さん。不器用な浪人生から出発してやがて職業人として自立する五代くんとの駆け引きに夢中になりました。
登場人物にちゃんと数字が散りばめられているのもさりげない面白みとなります。
音無響子さんのような女性らしさをパクリたい
「浪人さん、がんばってくださいね」と美しき未亡人が振るわない浪人生男子を励ます。
衣食住の秀才か天才?
炊事洗濯掃除が得意。
いつも玄関で竹のほうきで落ち葉を掃除しているヒロイン音無響子さん。(以下響子さん)
オトコだって家庭生活にスキルが高いのはむしろかっこいいと考え始めます。
男女共同参画社会だとか言われる世の中になりました。
このマンガを読んでジェンダーとは何だぁー?と考え始めました。
この私の人生の中で、女性差別ではなくてその逆方向の向きとして専業主婦(夫)を目指して方向性を検討してしまったそうたいです。
既にわたしの大好きなコミックエッセイで活躍されているイクタケマコトさんを例にしましょう。
あぁ結婚したら主夫になることはできるかなとパートナーと話すと私はバリバリ働けないと返事でした。
これで専業主夫は消えた。兼業主夫ならいいのか?とこういえばそうたいは家事力低いのに偉そうな物言いです。
主夫のイクタケマコトさんは家事をしながらイラストレーターとして活躍されています。元々技術科で教員をされていたように記憶しています。
私も家庭科で学んだことを活かせば立派な兼業主夫になれるでしょうか?
消費生活アドバイザーとして活躍することが若かりし頃当時自分の目標でした。
当時大学生でしたが、家庭科教師を目指して文系の社会学専攻から専門を変えます。
中学生時分自分は未亡人妻の魅力を知った?
中学生の自分が未亡人の魅力などについて理解できるはずもありませんでした。
思春期の当時、両親はいつも喧嘩ばかり。
どちらかというと母がいつもいじめられて可愛そうな立場だということで母からの愛情に飢えていた分余計に母を応援したかったのだと思います。
母を幸せにするのは自分だとか錯覚していたような若かりし頃、今でもそうかもしれないですが女らしさで得意という分野をむしろ吸収してしまえば、自分は生きやすくなるのだと錯覚していたようです。
炊事洗濯掃除どれも得意ではありません。本ばかり読んでばかりでしたし頭でっかちです。
思春期の当時、父は金属メーカーの品質管理の仕事をし、母も複数のパートを転々として共働きしたりしていなかったりしています。
自分の進路を決定する際に最終的には家政教育を専攻するに至ります。
家事のメインは母が行うことで父は無事定年まで勤め上げることができました。中学生の当時、家事と仕事で疲れている母に向かって以下のような口論が耐えませんでした。
父は母になじります。こんな風にです。
「どうして疲れた顔をするのか」
「ダンナが疲れて帰ってきてニコニコするのが妻の役割」
「だれのおかげで暮らしていけると思ってる?」
こんな切り口で母と喧嘩していました。母も母です。
「父ばかり好き勝手に大きなお金を使って」
「勉強する時間があるゆとりは父ばかり」
「安い給料が…。」
私はそれほどひどい家庭で育ったわけではありません。
ただ私にはこの家庭が平穏な理想の家庭とは到底思えませんでした。
高校は進学校でしたが自分の悩みに負けて頭がおかしくなります。
高校生の時に不登校状態で1年留年しながらも私はなんとか家族、父母、友人などの応援があって大学に進学できました。
中学生当時は男女共学家庭科ではなく、高校生当時は柔道ばかりでした。
高校時分、女子生徒にとってホームプロジェクトと呼ばれる家庭科の授業は恐怖の時間だったといいます。
そんな家庭科の難しさも知ることなくのほほんと私は家庭科の教師になってしまえさえすれば将来の約束が得られたも同然だと甘く考えていたかもしれないです。いえ甘かったです。
急に教育学部の家政科の大学院に進学したのですが正規採用として教師になるのも実は難関の壁だと知るに至ります。
就職氷河期世代のそうたいの周囲では卒業当時公務員の安定性を羨む声は大きかったです。
めぞん一刻に憧れながらも家庭科にこだわったそうたいは教員に執着しませんでした。なんて若い頃の就職時期を怠惰に過ごしたんだろうと悔やまれます。
家事(かじ)は、掃除、洗濯、炊事、買物などの、家庭における日常生活のことである。 日常的な生活が円滑に推移していくための基本的な用事(掃除・洗濯・炊事・買物)、及びそれをこなしていくことをいう。 企業における総務・経理の仕事になぞらえられる。
もっと他の専攻も選べたはずですが
家庭科といっても専門は豊富です。
ちょっとだけいいます。衣食住の分野から。被服学、栄養学、調理学、住居学に家庭経営学や家庭情報学など細分化していきます。
ヒロインの響子さんは古い木造アパートの管理人さんとして技術家庭科のいわばプロとして働くことになります。
キッチンでささっと五代くんにお味噌汁が作れます。
毎日行われる宴会の後片付けは管理人さんとして言うまでもなく掃除のプロ。
編み物をしてあげて住居人にクリスマスプレゼント用に配ってあげる技術もあります。お裁縫も得意そうです。
一方でめぞん一刻で響子さんと結ばれる五代くんは保育士になります。
保育学も家庭科の大切な分野になります。
学部生当時、文系で社会学を専攻していた私は消費の意識をメインに扱うことで有機農産物の当時グリーンコンシューマーと呼ばれる地球の生態系を意識したエコな消費者意識をメインで卒業論文に書いて卒業しました。
大学院では家事についての性別役割について考察した論文を書いて修士号を取ります。
でも、今の職業人としての専門性にめぞん一刻は役に立っているかというとそうでもありません。
家庭科に進学する男子はやはり比率が少なく、学生当時女性に囲まれる天国など予想される方もあるでしょう。
しかし現実は甘くないのです。女性に囲まれると男子が男子たれずどこかおねえのような雰囲気に染められていく気がします。
オンナだらけの天国は同時に魔女の巣窟でもあったかもしれないほどです。
それでもアウトドアシーンよりもインドアの生活にこだわりたい
父はあまり男らしくないとこのマンガに夢中になれないようでした。
高校生の時には俺の空を読めとか言っています。
うーんアウトドアシーン多い。そしてエロイことエロいこと。
雑貨屋とかを覗くと私はうっとりします。
例えば部屋中すべてが無印良品のモノで統一できたら最高とさえ思います。
好きな生活財に囲まれてラブリーな毎日を送れたら満足でしょうとも
ミニマリストとしてほど遠いそうたいの暮らし。
節約しようとするとモノは増えます。
整理整頓をしようにも時間がかかりすぎます。
なぜって、どこに何があるかこだわりはじめるからです。
ひとつアイテムをなくしたと思うとそうたいはパニックを起こします。
自室内で探して見つかるまでえんえんとモノを追いかけ回すのです。
響子さんが散らかりがちな五代くんの部屋を見て「男の子ねぇ」といい
勝手に掃除する場面があります。
自室もそれくらいキレイになるそうじ力が欲しいのです。
ひと手間かけますか、それとも(汚部屋のままですか?)
ミニマリストを目指して当時なけなしのおこづかいを貯めて買っためぞん一刻の全15巻も既にブックオフに売ってしまっておりました。
大人買いはできるといえばできますね。もう一度買い直すかなKindleで。
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