フレームのはなし

こんにちは。
大学3年生の2月、絶賛就活中のそうたです。
先日初めて面接を受け、現在結果待ちの段階。
手応えはというと、、、全然ない。
というか、伝えたいことを伝えそびれた。自分の詰めが甘かったとつくづく痛感した。

その詰めが甘かったことの一つが、「大学でなにを学んできたか」だ。
これまでを振り返ってきて、面白かったな〜と思う授業としてはソーシャルビジネスやソーシャルイノベーションといった「社会課題」に関連した授業。
でもここで何を学んだかについて、全然話すことができなかった。自分の中でも落とし込めていなくて言語化ができなかったし、曖昧なことしか伝えることしかできなかった。
自分がこれらで何を感じて、何を考えたのか。これを思い出す必要があると感じて当時メモ代わりに殴り書きをしたWordファイルを開いた。

「ソーシャルイノベーション論」
懐かしい〜
そんなことを感じながら流し読みをしていたらあるワードが目に飛び込んできた。

「フレーム」

授業を受けている時に先生が話したフレームのはなし。これについて、自分の中でかなり衝撃を受けた記憶がある。
この時の話を思い出しながら、自分の感じたことも織り交ぜて書いていこう。

人間はフレームにはめないと生きていけない。この「フレーム」はいままで生きてきた人生での経験から形成される。誰もがこれを持っていて、その中に生きている。ただしそれが、意思決定をする際に過去の行動に縛られる「経路依存」へとつながってしまう。

経路依存性。
過去の経験に依存・固執してしまうのは本能的なもの。だって新しいことをするには体力がいるしストレスがかかるから。またはそれが一番リスクがなくて安全で、”過去の経験”では成功したから。
だけど、はたしてそれは本当に安全なのか？

かつて日本の企業が世界時価総額ランキングに名を連ねていた。
1989年、トップ10社中7社が日本企業。そして、上位50社のうちの32社は日本企業であった。
しかし時が経ち2024年。上位50社のランキングのうち、日本企業は39位のトヨタ自動車だけとなった。
失われた30年を代表するようなこの結果。もちろんこれだけが全てではないのだが、日本の活力がなくなってきているのも事実。不祥事や不正、事件、災害、不景気、鬱といった暗い話題が溢れている。

この35年、一体何があったのか。様々な要因があるだろう。
だがその一つとして「経路依存性」があると考える。

バブル期の成功体験・既存のシステムにしがみついたままで変革を恐れた結果、時代の流れについていくことができなかった。そして取り残された。
「この方法で成功したからこれからも大丈夫だろう」
この油断と慢心が招いたのではと感じる。

この経路依存から抜け出さないとイノベーションは生まれない。新しい発見もないし、変化も生まれない。

ではどのようにすればここから抜け出せるのか。
それは常に自分がフレームにはまっていること、バイアスにかかっていることを認知して、これを前提に意思決定を行うことが必要だ。無意識下では特にフレームにはまりやすい。どこに意識があるかで注目する点が異なる。だからこそ頭の片隅でフレームにはまっている自分を認識することが大切だ。
またこの前提からフレームを意識的につけ外しをすることも必要である。理論など定義をしないとやっていけない時はあえてフレームにはめて考えるなど、状況によって切り替えることが大切だ。　
また一旦頭を止めてみるのもいいのかもしれない。交感神経から副交感神経へと、感覚を大事にする。お風呂に入ったり散歩をしたり、自分の場合だとスキーとか山登りとかマウンテンバイクとかで自然に没入したりと(聞いてない)

とまあ、まとめられてないけどメモを振り返りながらいろいろと書いてみた。この話に衝撃を受けて、すごいワクワクしたんだな〜と書きながら思い出した。気がついたら2時間くらい経っていて、普段集中なんてこととは無縁の自分なのにと驚いた(笑)

かという私はといえば、完全にフレームにハマってしまっていた、、
周りが内定をもらったっていう話もぼちぼち聞こえてきてかなり焦っていた。これもフレーム、あれもフレーム、完全に余裕がない状態。だから一人でしんどくなっていた。
でも改めて見返して、少し心が軽くなったように感じた。別にそこまで焦る必要はないんだと。
ある友人は言っていた。
「面接で落ちても、それは自分が否定されたのではなくて、その企業との相性とその時の運が悪かっただけ」と。
過去の経験から自分が悪いと決めつけてしまうことがあった。でもちょっとフレームを外して視野を広げていこう。
就活怖いし不安。でも楽しみになってきた。
マイペースで頑張ろう〜

っと、ここまで付き合ってくれてありがとうございました！
唐突になにか書きたい衝動に駆られてnoteをはじめてみました。あと、書いている途中、自分でも訳がわからなくなってたから適当なこと書いているかもなので悪しからず、
また気分がのったらなにか書いてみようと思います。
以上、ひとりの就活生の戯言でした。