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素数/JP(じゅんぺい丸)
2020年4月23日 21:05
小さい頃から、ずっと変わらない人生の目標がある。それは、「普通に死ぬ」こと。漫然と抱いている目標なので、何が普通か、とはあまり深く考えていないのだけど、人生の最後の瞬間の事柄を目標にしたら、燃え尽き症候群にもならないし、案外いいじゃないの。なんて思ったりしていた。そうこうして過ごしてくうちに幾星霜。昨今のコロナの蔓延のおかけで、「死」がぐっと身近に感じられるようになった。「死」は、
2019年3月16日 12:47
3月2日。 新大阪駅を11時50分に発車する新幹線に間に合うように家を出た。 大阪は晴れていた。とはいえ、向かう先が果たして肌寒いのか、はたまた暖かいのかわからない。 ならば寒いよりはマシだろう、とダウンジャケットを羽織ってみたのだけど、結果的にこれは正解ではなかった。 寄り道することなく、まっすぐと僕をそこへ運んでくれた新幹線を降りると、もうそこからジャケットのジップを上げることは