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コレまでに担当した建築っぽいかもしれない本
今回は、編集担当した本でも紹介してみようと思います。
まず、『京大吉田寮』。竣工から100年以上たつ、京都大学の学生寮。いまでも、学生たちによって自治が行われています。100メートル以上の長さのある木造建築に、沢山の学生たちが、動物を世話したりゲームしたりしながら過ごしている様子が、ありのままに伝わります。集まって暮らす空間のあり方として、カプセルタワーに劣らずユニークな場所です。吉田寮もまた、その存続が危ぶまれている場所でもあります。
続いて『砂と人類』。建築物には、コンクリートにかなり大量の砂が使用されていますが、それだけでなく、歯磨き粉やシェールガス問えるためなど、想像以上に私たちの必需品に関わる物質なのです。しかし、その砂がいま大量利用により地球から姿を消しつつあるのです。
そして『ミツバチと文明』。カプセルタワーもミツバチの巣のように見えなくもないですが、本書の中にも、建築面でミツバチが参考にされた例が出てきます。ル・コルビュジエやガウディなど、偉大な建築家たちにもミツバチの精巧な巣作りはインスピレーションを与えているのです。古来から現代に至るまで、自然のなかでここまでチームワークが取れて、すごい構築物を作ってしまうミツバチは、人類を魅了してやまない存在なのです。