【今日のなやみ#2】
お互いに関心を持たない、持てない
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職場でお互いへの関心が薄くなった背景には、成果主義が導入された結果、自分の成果や成長には関心があるが、組織の成果や他人の成果にはあまり関心がない人が増えたのではないかという見方があります。
あるいは、余裕のない人員配置のなかで、皆が自分の仕事をやるのが精一杯というのもあるでしょう。いずれにしても、組織の成果達成に向けて必要な協力関係が築けていない組織が多いのは課題です。
組織の目標達成に向けて、助け合える組織をつくっていくため、
私たちは、リーダーの皆さんにあるお願いをしました。
それは、
①メンバーの方と組織の目標の意味を共有し、
②期待を交換する場を何回か設けてもらう
ことです。
そして、そのような取り組みを半年間実行した結果、少しずつ他者の仕事に関心をもち、助け合う風土ができてきました。
振り返りの場で、一人のリーダーの方が「飲み会と業務の間に位置するコミュニケーションの場をどうつくっていくかが大事だと気付いた」と語っていたのが印象的でした。
他者に関心を持たない「人」を変えようとしても、なかなかうまくいきません。
①コミュニケーションの「場」をつくり、
②助け合う「環境をデザイン」すること
が重要なのかもしれません。