【今日のなやみ#8】居場所がない
居場所がない
10月に入り、中には部署の異動や転職などをされた方もいらっしゃるかもしれません。環境が変わるなかで、自分の「居場所」を確保できないと、人は不安になったりストレスを抱えたりします。
ある程度のストレスは、人の成長や職場の良い意味での緊張感につながり、悪くありません。しかし、あまりストレスが高い状態にあると、一人ひとりの本来の力が発揮できなくなってしまいます。そればかりか、職場の人間関係を乱したり、遅刻したり、休んだりという形で、不適応行動となって表れることもあります。
交流分析という心理学の分野で、
「あなたがそこにいることをよくしっていますよ」というメッセージを、「ストローク」といっています。
「ストローク」は、挨拶や感謝の言葉、笑顔、仕事への承認など軽いものから、重いものまであります。「ストローク」は人が集団で生きていくうえで、空気のように大切です。
「肯定的なストローク」が多い集団は生き生きして、皆が能力を発揮できる土壌ができます。逆に、「お前にはできない」などの「否定的なストローク」や、ストロークがない(無視される)集団にいると、メンバーは不安になり、ギスギスした職場になります。
季節が変わり、少し不安定にもなりやすいこの季節。意識的に、周囲に「肯定的なストローク」を投げかけ、みんなが力を発揮できるベースづくりをするのはいかがでしょうか。(壽)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?