過去の話。その1
書くことで救われていた過去を思い出す。
自分に自信がなくて、毎日死ぬことを考えていた20代前半。かといって、やりたいことがなかったわけではなくて、そんな私でも生き続けるために、やりたいことをたくさんたくさん作っていたような気もする。
消えてなくなりたかった。
この世から消えてなくなって私という存在を消し去りたかった。
そんな私が、自分と向き合えた時間。
いやだ、消えたいという気持ちは、なぜ起こるのか。
深く深く掘って、自分の感情に近い言葉を探し出して、文字に起こすこと。
それを繰り返していくうちに、自分の言葉と、文章がリンクしていって、自分の気持ちを言葉に変えることができるようになった。
大学生になった頃から、パソコンを使えるようになり、携帯も持ち歩けるようになり。
自分の時間で、何かを残しておくことが可能になった。
出来たばかりのmixiにやっと招待して貰えたあの日、私は喜んで文章を載せた。
みんなが喜んでくれた。
読んで楽しいと言ってくれた。
それが単純に嬉しかった。
SNSが流行りだし、空前のblogブームだったあの時代。
みんなに面白いと言ってもらえるのが嬉しくて、その後も、いろんな場所で文章を書き続けた。
頭の中に出来たもやもやを、書いて解消する。
なのに、モヤモヤしないと、書けないというジレンマ。
つまりは、崖っぷちの状態じゃないと書けないのだから、幸せになったら私は何も書くことはないんだろうなとそんなことを思ってた。
あれから20年。
私以外の色んなものが変わっていった。
私はただ、時代に流されて、ここまで来てしまった。
若い時から、中身がふるくさいと言われていたので、ちょうどいい年齢になったかもしれない。
あの頃の私に出会えたら、いろいろと教えてあげたいことばかりだ。
結局、さっきの文章は書き直してしまった。
さて。昔話その1はそろそろ終わり。
まとまらなくなったので続きは、また今度。
ありがとうございます。 大切に使わせていただきます。