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村日記Vol.597「子どもは遊びの天才!」

今年も猛暑日が続く中、村の子どもたちは、虫捕り網を片手に庭を走りまわって元気に過ごしています。
残暑も厳しく熱中症対策のため、子どもたちにはお部屋で過ごす時間ももうけています。大好きな外遊びができない時間、子どもたちがストレスをためないように、発達年齢や興味の対象を職員で話し合って遊び道具の準備をしています。
しかし、子どもは遊びの天才。心配はご無用。

ある日、木のミニカーを転がすおもちゃで遊んでいた子どもが「もっと長く(転がるのを)見たいな。」とつぶやきながら、3つのおもちゃを組み合わせ転がす距離を長くしようとしていました。
車がスロープを勢いよく走るように、ほど良い角度を保った状態で、坂道(スロープ)の土台を組み合わせていました。何度もなんども土台がバタンと倒れても立て直し、「重いもの、重いもの」と呪文のように言いながら、図鑑を土台の支えに使ったりと大忙し。

「できた!見て!」

と大きな声で喜びを体いっぱいで表現していました。木の車がスロープから飛び出すように、別のおもちゃを斜めにして玩具同士をくっつけ、「いくよ!見ててね!」と車を転がすと、2つ目のおもちゃのスロープに車が勢いよく飛び移りました。
その時の子どもの満面の笑みにこちらもとても嬉しくなりました。


子どもの柔軟な発想力から、私たち大人が忘れかけている夢中になることの大切さを学ぶ瞬間でもありました。
これからも子どもたちには、直観で感じたこと、考えたことを大切にして過ごしてほしいと思いました。

ファミリーアシスタント 野口


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