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【最愛ロス】橘しおりの言葉がずっと引っかかっている今日この頃
私が今期最もハマったドラマ「最愛」。
吉高由里子、松下洸平、井浦新の実力派の3人をメインキャストとし、それぞれの"最愛"のために罪を犯したり秘密を抱えたり庇ったり.......。
とにかく面白い金曜ドラマである。(あった。)
このドラマ、本当に面白かった。終わってしまったのが悲しい。このために1週間頑張っていたと言っても過言ではない。明日からの金曜日、どうしたら良いのか。加瀬さん(井浦新)のことを考えると本当に感情がぐちゃぐちゃになってしまうし、梨央(吉高由里子)と大輝(松下洸平)のなんだかほっこりするロマンスを見届けたいし(今後のこと一緒に考えるんだよね?それってどうなったの?わたしにも教えて?)、優(髙橋文哉)はかわいい。とにかくかわいい。私の弟になってほしい。調理師免許を活かしてて素晴らしい。私も社長を辞任して給料減って「一品減らさないとやな〜」的なこと言われたい。高橋くん、私の弟になりませんか?
どうやら「アンナチュラル」や「MIU404」の製作陣が関わっていたらしく(曖昧で申し訳ない)、そりゃ面白いわけだ、私がハマるわけだなと。
「アンナチュラル」も「MIU404」もめちゃくちゃハマったもん。ちなみに「MIU404」は久しぶりに最近のドラマ面白いな〜!ってなったドラマで、綾野剛が最高にかっこよかった。
「最愛」についてはいろいろと考えさせられることがあった。
梨央(吉高由里子)みたいに辛い経験をしていたとしても周りが自然についてきて味方になってくれて守ってくれる子っているよなあ〜。
一方で、梨央と同じく辛い経験をしたはずの橘しおり(田中みな実)はなぜか報われないというかなんというか。
「あるよな〜こういうこと」なんて思った自分は梨央になりたくてもなれない橘しおり側の人間なのだろうなと改めて感じたり。
私がどう足掻いても梨央側の人間になれない橘しおり側の人間だからこそ、橘しおりの最期の言葉がずっと引っ掛かっている。
「私は必要とされてるって、誰かの役に立ってるって実感が欲しいんです」
どうしよう、分かりまくってしまう。
私は元々ちょっとやそっとのことじゃ動じないわりとメンタル強めな人間としてやってきていたが、転職してからそれはそれは豆腐メンタルで。
元々メンタル強めな人間だったのは、前職で必要とされていて、誰かの役に立っている実感があったからではないかと思った。
だからこそ仕事が好きだったし楽しかった。そして自信があった。
今は誰からも必要とされているとも役に立っているとも感じられない。
故に、あんなに大好きだった仕事が嫌いになりかけており、毎日つまらない。心にポカンと穴が空いてしまったようなそんな気持ち。
メンタルが強く自信があるときは気にならなかったような些細な言葉や態度が気になるようになる。
先輩の態度や言葉を無駄に読み取り、「なんて私は仕事ができない人間なんだ」「こんなはずじゃない」なんて思いながらなんとか1日を終えている。
もちろん、転職して1ヶ月だからと言われればそうかもしれない。ただ、私と違って同期は必要とされているし確実に役に立っているのだ。
私はある意味いてもいなくても対して変わらない、そんな立場なのだと思う。(自分で話していてしんどくなってきたので、仕事の愚痴はまた別で書けたら書きます。)
橘しおりのこの言葉を聞いて、私は仕事だけでなく生きることにおいても「誰かに必要とされていること」「誰かの役に立っていること」そしてそれを「実感できること」に重きを置いているのだと気づいたのだ。
他人軸で生きることは悪いことではないと思う。
ただ、橘しおりや私のように「誰かに必要とされている」「誰かの役に立っている」ことを大切にしすぎると、これらを実感できなくなったときにどん底まで落ちてしまうのではないか。
私は今気持ち的に落ちているから、解決策はまだ探しているところだ。
ドラマ内でも橘しおりは加瀬さんと揉み合い、転落死してしまう。最後まで報われずに終わった、と思う。
だからこそ、私の中では橘しおりの言葉が忘れられないのかもしれない。