ひとつの区切り
今年の1月から保健所に派遣で勤務していましたが、契約更新せず9月30日で勤務を終えました。
行政で働くことは初めてで、今までの描いていたイメージがだいぶ変わりました。何事も聞いた話だけでなく、実際体感しないとわからないものだとよくわかりました。
勤務を継続することも可能でしたが、コールセンター、保健所を経験したので、療養ホテルで看護師はどのような形で関わっているのか知りたいという思いから10月からは療養ホテルで勤務します。
色んな経験をすることで自分の引き出しが増え、今後に生かせるという思いから、今は派遣という形で動きやすいように仕事をしています。
派遣で仕事をするということに以前は抵抗がありました。勝手なイメージですが、お金のために仕事をしている、意識が低い人が仕事をしていると思っていました。実際、仕事をするといろんな背景の看護師さんがいて、どんな勤務形態であれ看護職にプライドを持って仕事をしている人が多いと実感しました。
私はうつ病の治療中ということもあり、毎月勤務日数を変更できるという大きなメリットがあります。また今回のように契約更新をしないという決断もできます。保健所勤務では第5波時に陽性者が増え、一人でも早く電話をして保健所からの電話がきたという安心感を持ってもらいたいという思いが強く、自分のキャパ以上の仕事をしていました。そのため、9月に入りうつ症状が出現し10日ほど休むことになりました。8月の終わりには自分でこのままでは体調を壊すと思い、契約更新は希望しないと派遣会社に伝えていました。仕事をしながら病気と付き合うこと。これを現実化するためには派遣で仕事することが今、自分には適していると思っています。
今後、自分が何をしたいのか。
全然見えてこないです。今までにはないことで戸惑っています。常に目標があり、そこに向かって看護師を続けていたので、先に何も浮かばないという現実にとても戸惑い不安を感じます。
ですが、今、仕事があること、仕事をできる身体であることに感謝し、10月から新しい勤務先で頑張りたいと思います。看護師を続けていれば、何か見つかるのではないかと信じて仕事します。
最後まで読んでいただきありがとうございました。