紫陽花からのメッセージ「沖縄.慰霊の日」平和学習のまとめ2021.6.23
紫陽花が町を彩る梅雨時、6月。
沖縄では6月23日を「慰霊の日」として制定している。太平洋戦争の最中、日本で唯一、一般住民が巻き込まれた陸上戦が行われた沖縄。戦後76年目
当時、犠牲となった方は約20万人。その中でも一般住民や子供達が10万人近く亡くなった凄惨な戦いを決して忘れてはならないようにと沖縄戦が終結した6月23日を「慰霊の日」と制定し、亡くなった方の慰霊を慰め、平和を祈る記念日とされた。
この日は県内の市町村の機関の休日となり、正午には県民が一丸となり慰霊を慰め、平和を願い祈りが行われる。
紫陽花からのメッセージは
「小さな一つ一つの命を大切に
一つ一つの魅力を大切に
どの命も みんな大切な命。
自分を認めて、他者を認める」
とのこと。
紫陽花の花も一丸の房のように見えるが、
一つ一つ小さな花びらの集合体である。
どんなに小さな花の一つにもちゃんと命があって、その一つ一つが貴く輝いている。
束になると、とても、とても大きな力となり、どんな願いも叶いそうな気がする。
紫陽花の花を見たらメッセージを思い出してほしい。
「小さな一つ一つの命を大切に
一つ一つの魅力を大切に
そして、一人じゃない。みんな大切な命。
自分を認めて、他者を認める」とのこと。
一つ一つの花びらは一人一人だということ。
その一つ、一人。命の輝き、貴さを忘れず互いを思いやる事が出来れば世界は平和になれそうな気がする。時には輸入品の紫陽花だってある。それでも自分を認め、他者を認める。その花びらが一つ一つ寄り添いながら大きな紫陽花の花を紡ぎだす。
慌ただしく賑やかな日常に、心深く落ち着かせ、地に足をつけて平和を祈る「慰霊の日」を迎える6月、町を彩り平和を気づかせる役割をもったかのように丸く彩り豊かな紫陽花。
最近亡くなられたエリックカール氏(はらぺこあおむし)が鮮やかな色を好んで使った理由に、戦後、色のない町並みを少しでも豊かにしたい想いがあったことを思い出した。
紫陽花の花のように
一人一人が寄り添い、思いやりに輝き、
心まるく大きな一丸の房となり
彩り豊かに、平和を願いたい6月。
一人一人の尊い命。
一つ一つの貴い命。